Amigos No.94-2
2011年3月
出前授業 大阪府立千里高校へ
2月3日(木)午後、毎年この時期に訪問している府立千里高校へ「出前授業」に行ってきました。2時限つづきの授業です。
この高校は国際文化と総合科学とふたつのコースがあります。両方のコースから希望者がCALOの出前授業を聴きに来ます。
今年は20人の国際文化の女子学生と、2人の総合化学の男子学生という顔ぶれでした。
国際文化の人たちの中では、松本テレサさんのスペイン語を専攻している人たちもいて、ペルーの話に興味を示してくれました。
昨年までは、高校生でもあるので、被爆した少女の話、「おりづるの旅」を学校側が準備してくださり、それの訳文貼りをやってもらっていました。
今年も「おりづるの旅」を数冊準備してくださっていたのですが、急きょ変更して「・・・コンドル」に協力していただくことになりました。
ペルーの文化やCALOの活動の紹介の後に、絵本「・・・コンドル」を1冊ずつ配り、まずみんなで日本語文を読みました。
そして、翻訳シールを各自1冊ずつていねいに貼ってくれました。そして、最後には自分の名前を書いたシールを貼って仕上げました。
絵本の話にも聞き入り、「ハッピーエンドでよかったわ」などと感想を述べてくれました。
千里高校のみなさん、協力してくれてありがとう。
出来あがったこれらの絵本は表紙にブックコートフィルムをつけてペルーの子どもたちに届けます。
100 冊の寄贈
「たいようまでのぼったコンドル」 ・・・福音館書店から
絵本作家の乾千恵さんの依頼を受けた出版社・福音館書店様から、スペイン語に翻訳してペルーの子どもたちに届けてくださいと、
この絵本が100冊送られてきました。
「こどものとも」版なので表紙もハードカバーではなく、薄く、かさもひくいものですが、段ボール箱でドンと届きました。
これにスペイン語訳のシールを貼って他の絵本と一緒になるべく早くペルーに届けたいと考えています。
いつものように加藤神父さんの友人(Carlotaさん)の郵便局あてに届けるのはもちろん、
他にもペルーに行く人が持って行ってくれないかさがしています。
いい情報があればお知らせください。
これらをペルーに届けるいろいろな方法
大橋美智子さんが手持ちで10冊
リマ郊外のプエブロホーベンで長くボランティア活動をされている大橋さん
(彼女は以前からCALOの活動にも協力していただいている方)が日本に一時帰国されているのを知り、福岡まで会いに行きました。
その際に絵本「たいようまでのぼったコンドル」をもって行きました。
その絵本を見た彼女は、「こういう絵本があの子たちは喜ぶのよ。自分の国のお話だからね」と喜んでいました。
彼女は保育所のお世話もしています。この本を拡大コピーして紙芝居にもしたいなあと、話していました。
とにかく、10冊の絵本を有効に利用していただき、読んだ子どもたちの感想が聞きたいと伝えておきました。
郵送で絵本43冊を発送
2月18日、翻訳絵本21種類、43冊をペルーに向け船便で発送しました。
その中には14冊の出来あがったばかりの「たいようまでのぼったコンドル」も入っています。
現地スタッフジャネットにはこの絵本に携わった経緯もメールで知らせています。翻訳文も添付で送りました。
それを読んで、いいお話で私も大好きですと返信してきました。
また、向こうの郵便局の便宜をはかってくださってる加藤神父さんからは、
ホーム(児童施設)の子どもたちに10冊ほどの絵本を寄付してほしいとの申し出がありました。
その中からもらっていただく予定です。
「・・・コンドル」を含めたたくさんの日本の絵本がCALO経由でペルーの子どもたちの手に渡って広がって行くのだと思うと私たちもうれしくなります。
1ヶ月半〜2ヶ月くらいたってリマに到着する予定です。
このページのトップに戻る | 会報誌「Amigos」の目次に戻る | 「ホーム」に戻る
|