Amigos No.90-3
2010年3月

わくわくドキドキ リマ日記(4)


=結婚式のドレスを選びに=イラスト

 ペルー人の結婚式に出席できることになったので、ドレスを買いに行ってきました。 色々見て回りましたが、こちらのドレスは、とにかくセクシー、セクシー、セクスィー。 胸元が深く、ガバッとV字に開いていて、“貧”にはとうてい着られないような品揃え。 さぁーて、どうするかなぁと悩みながらウロウロしていると、お店のお姉さんが、好きなデザイン、色で作れますよーと声をかけてきてくれた。
お店をのぞくと、キレイな色のドレスがいっぱい。 早口で話されるので、何度も聞き返したり、どういう意味? と質問したり、 友達に簡単な言葉で説明してもらったりしながら見ていると、おぉぉぉ、これはいいかも、ってドレスを発見。

=子どもと間違えられた?=

 そう、胸元がまっすぐ。サイズも、いい感じだったので、試着してみることに。 試着室、といってもカーテンをざぁーっと引いただけのスペースで試着していると、お店のお姉さんが、 私の友達に小声で「あのドレスって子供用なのよねぇー」と。思わず笑ってしまいました。 確かに上手に話せないけど、大体は分かっちゃうのよねーと言いながら着替えて外に出ると、 お姉さんがちょっと気まずそう。それもまた笑える。
お姉さんは挽回しようと思ったのか、「細いわぁ」「細いわぁ」を連発。 いや、いや、いや、いや、私は日本だと“ぽっちゃり”グループ、 そんなに言われても、と言いながら、お姉さんを見ると、もしかして、私、細いかも?  と錯覚してしまうくらいに、ぷっくりしていました。 お世辞でもなんでもなく、本気で言ってくれていたみたい。でも、私は、ぽっちゃり・・・。


=ドレスを注文、安い!=

 さて、気を取り直し、サイズを測り(見本の子供用でもブカブカでした)、デザインを選び、ちょこちょこっと注文をつけ、 3日後の出来上がりで、値引きをお願いし、200ソル(7,000円くらい)。安い。 ペルー人の友達は、それでも高いって言っていましたが、サイズも、デザインも子供用ですが、半額前払いをして、注文完了。
ここはペルーなので、3日後ではなく、5日後に引き取りに行くと、ちゃんと出来ていました。ちょっと感動。 やるじゃぁん、ペルー。そして、お店で試着して、叫んでしまいました。めっちゃ可愛いやん!私!!・・・じゃなくて、ドレス!
仕上がりもきれいで、大満足。やっぱりペルー生活は楽しいです。


=結婚式もペルー時間?= 

教会 いよいよ結婚式当 日。夕方6時から教会で1時間くらいのお式、その後、披露宴会場(のような所)へ移動して11時頃まで宴。  そのように聞いていました。とはいえ、ここはペルー、でも私達は日本人、 ということで(どういうこと??)6時10分に教会へ着くように出掛けました。が、6時ぴったりに到着。 ああぁ、やっぱり日本人。で、教会を覗くと、一般のミサの真っ最中。教会を間違ったかも? と心配になり、運転手君に確認してもらうと、 ここでいいとのこと。15分ほど過ぎた頃、他の招待客かな?と思われる着飾った人が集まり始め、 一般のミサが終わり、結婚式が始まったのは6時40分。やっぱり、「遅め」でした。




=宴に3時間も待って新郎新婦到着=新郎新婦入場

 神父さんのありがたい(であろう)言葉も、& nbsp;ちょ こっとしか分からず、立ったり座ったり、写真を撮ったりしているうち、あっという間に1時間は過ぎ、終了。 その後、新郎新婦は色々な場所で記念撮影をしてから会場に向うので招待客は先に行って待っていてくださいとのこと。 予定では1時間くらい、らしいが、怪しい。ということで、私達は途中でご飯を食べて、スタバでお茶して、会場へ向いました。 直接会場へ向った知り合いに、まだ到着していないことを確認しつつ、のんびりと過ごしていたので、 私達が会場に着いたのは9時30分。新郎のお姉さんから、あと5分くらいで到着するみたい、と言われたが、怪しい。



=夫はイライラ、踊りの宴は朝の4時まで=

到着 待っている間、私は会場の写真を撮り、  ケーキの写真を 撮り、赤いドレスを着ている新郎の母の写真を撮り、新郎のお友達と喋り、と楽しんでいましたが、 夫はちょっとイライラしていたみたい。しかし、ペルー人達は、飲み物も食べ物も出ない会場で、 退屈そうにはしていたけれど、おとなしく待ち続けていました。とうとう夫は、胃が痛くなったようで、 早く帰ろうといいだしましたが新郎新婦の写真だけは撮りたいよー、と無理を言うと、 主役が到着したとたんに帰れるようにと会場の外で待つことに。 直接行った人達にとってはすでに3時間が過ぎた頃、ようやく新郎新婦到着!!新郎に、 後で踊ろうね〜♪ と言われ、うぅぅぅん、と首を微妙に斜めに振り返事、(もう帰るって言いにくい雰囲気だったので)。 で、会場に入っていく新郎新婦を見守ってから、帰宅。あっという間だったけど、楽しめました。 スタートが遅かったからか(早く始まっても同じだったような気もしますが)、 踊って、踊って、踊りまくる宴は、朝の4時まで続いたそうな。

(つづく)。

やまだえみ
大阪府出身の主婦。夫の仕事でペルー・リマに3年。この9月に帰国。
現在東京在住。主婦目線のリマの生活を綴っていただいています。


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