Amigos No.123-2
2019年6月
2019
年CALOの算数ドリル配布
CALOの算数ドリル=現地スタッフ・ジャネットからの報告=
(原文のスペイン語をオチャンテロサさんが翻訳)
算数ドリルの配布は3月19日
(火)と3月21日(木)に行いました。
今回はCALOの日本メンバーの松本テレサとジャンネット サンペ、そしてエルサ ロペス(元留学生の奥様)、
ルイサ ノムラ(去年も参加、CALO発足当初からの協力者で元留学生)マルティン パハレス(ジャネットの息子)そして、ディルク
パハレス(数年前にも参加。子どもたちに楽しいパフォーマンスをしてくれる人気者。ジャネットの義弟)の方々が協力してくださいました。
3月19日(火)インディペンデンシアにあるロベルトウルタ校へ
校長と教頭に迎えられました。
学校長のマヌエルタサイコ先生は、2019学年度から大きな期待と熱意をもって始めたことを伝え、CALOの算数ドリルは、
子どもたちや教師にとって非常に有用であると語りました。補助的な役割を果たしているとのことです。
また、引き続き絵本は、学校の図書館に置いてあり、子どもたちと教師たちが利用することができるそうです。
この学校は来るたびによくなっています。 校長の努力と親たちの協力で、教室の増設もできています。
子どもたちはとても明るくて、算数ドリルを受け取るのを喜んでいました。そしてわたしたちのためにいつものように盛大な歓迎式をしてくれました。
今回、マジックなどの得意な義弟のディルク
パハレスが一緒に参加してくれて、小学校低学年の子どもたちのためにバブルとジャグリングショーを行いました。
子どもたちはとても興味を持って楽しんでくれました。 彼は何年もの間CALOの活動を知っていて、
そして以前も本を配布するのを協力してくれたので、心から感謝しています。
今回彼は自分から子どもたちのためにショーをしたいとの連絡があり、一緒に参加することができました。
コマスのビゴスキ校へ
次にわたしたちはビゴスキ学校の新しい校長リズベス
バスケスに迎えられました。校長と私たちはCALOの活動について話し、本の使い方や絵本の使い方についての期待していることについて説明しました。
彼女はドリル等を扱うことに前向きで喜んでいて、前校長のロサ
アリサガ先生や他の先生方たちからもCALOが毎年届けている算数ドリルと絵本の有用性について聞いていたことを話していました。
学校はまだプレハブの教室を使っていて、そして学校の努力のおかげで廊下(パティオ)に屋根をつけることができました。
今回小学校1年生と2年生の教室を訪問しました。
3月21日(木)マンチャイのビルヘン デル ロサリオ校へ
ここでは、小学校1年から6年生のドリルを配布することができました。この日、学校の管理職員が迎えてくれました。ホセ
チュキヤンキー神父様は同じ学校での会議に出席して忙しかったため、わたしたちに挨拶だけして迎えてくれました。
しかし、学校の体育館での式典でわたしたちを歓迎してくれ、生徒たちの吹奏楽団の演奏が迎えてくれました。
わたしたちは子どもたちのために持って来た算数ドリルを紹介しました。
小学校長のロシオ デル ピラール
マルティネスは、「算数ドリルは算数の授業だけでなく、子どもたちが参加している放課後、
午後から開かれるワークショップの両方で使用し非常に役に立って支えとなっていてとても感謝している」と話しておられました。
リマック地区、サン フアン マシアス デル リマック 校へ
そこでわたしたちは副校長、そして今年はイタロ
ポルトカレロ校長も出席し、CALOの活動や算数ドリル、絵本に興味を示したので非常に良かったと思います。
CALOの算数ドリルは非常に便利であると知らされました。
子どもたちもとても喜んでいました。わたしたちは2クラスに入り絵本を読みました。子どもたちは物語の内容を非常に興味深く聞いて喜んでいました。
今年は、次の表に示す数の本を配布しました。
幸いなことに、私たちはそれらすべて配布することができ、残った算数ドリルはペルーのジャングル(アマゾン領域)
の中にあるLamasという町の学校の子どもたちに配布できればと考えています。今無料で送れる方法がないか探っています
各学校への算数ドリル配布数
INSTITUCION
EDUCATIVA VIRGEN DEL ROSARIO マンチャイ |
TOTAL |
|||||
1º
Grado |
2º
Grado |
3º
Grado |
4º
Grado |
5º
Grado |
6º
Grado |
|
189 |
225 |
210 |
224 |
194 |
196 |
1238 |
|
|
|
|
|
|
|
INSTITUCION
EDUCATIVA Nº 321 "SAN JUAN MACIAS" RÍMAC リマック |
|
|||||
1º
Grado |
2º
Grado |
3º
Grado |
4º
Grado |
5º
Grado |
6º
Grado |
|
78 |
67 |
78 |
80 |
65 |
75 |
443 |
|
|
|
|
|
|
|
INSTITUCION
EDUCATIVA Nº 3050 "ALBERTO HURTADO ABADIA". INDEPENDENCIA インデペンデ
ンシア |
||||||
1º
Grado |
2º
Grado |
3º
Grado |
4º
Grado |
5º
Grado |
6º
Grado |
|
120 |
140 |
140 |
140 |
130 |
120 |
790 |
|
|
|
|
|
|
|
INSTITUCION
EDUCATIVA Nº 2072 (COMAS) コマス |
||||||
1º
Grado |
2º
Grado |
3º
Grado |
4º
Grado |
5º
Grado |
6º
Grado |
|
62 |
60 |
60 |
62 |
61 |
64 |
369 |
|
|
|
|
|
|
|
449 |
492 |
488 |
506 |
450 |
455 |
2840 |
変わらない純粋な子どもの心にふれて
=何年ぶりかで算数ドリルの配布活動に参加しました=
松本テレサ(CALO会員)
長期滞在でペルーへ帰国していました。
ペルー滞在中、今年もCALOの算数ドリルをそれぞれの学校で配る時期がきました。今回日本からは配布のため行く人はいませんので
CALO代表の梶田さんからお電話いただき「今せっかくペルーに帰っているのだから、ジャネットさんのお手伝いしてくれない?」
と頼まれました。
けれど、ちょうどそのとき観光でボリビアに行く予定だったので、学校訪問の日にちを変えてもらって、
はるばる地方都市のイロ(Ilo)市から飛行機で約1083kmをリマに向かいました。
リマ在住の友人のエルサ ロペスさんに声をかけたら、喜んで一緒に配りましょうと快く言ってくれました。
19日、リマでジャネットさんのご自宅前で待ち合わせして、運転手さんも車に山積みにしたドリルと一緒にスタンバイです。
最初のインデペンデンシア小学校では、校長先生、何人かのお母さん、子どもたちは私たちを待っていました。思いがけない大歓迎を受けて、歌からダンス、
マリネラ、みなで踊って楽しみました。マリネラのカップルはペルー人の女子生徒とヴェネズエラ人の男子生徒でした。
とても上手に踊って胸がいっぱいになりました。この日、ジャネットさんの義弟ディルクさんが来られて、
シャボン玉などでパフォーマンスしてくださり、暑さを忘れるぐらい子どもたちを楽しませました。
あとから校長先生の話では、この学校には今現在45人のヴェネズエラ人がいます。より良い生活を求めてきた子どもたちです、
あまりにもたくさんの外国人の子どもにびっくりしました。
ドリルを手渡しし、絵本の読み聞かせ、先生たちのドリルに対する感想を聞いて帰りました。
次はコマスの小学校に行きました。前任の校長先生が代られ、新しい校長先生はとても優しそうな先生でした。ご一緒に回りましたが、
とても暑い日で1年生のクラスはサウナ風呂のように、風が通らない部屋でした。
心配になり先生にどうして窓を開けないのかと聞いたところ、用心が悪いのでほとんど閉めてますとのこと。
もうひとつの部屋も暑かったです。クーラー、扇風機もない大変厳しい環境の中で子どもたちが一所懸命に勉強しています。
21日、2回目はマンチャイの小学校に向かってる途中でノムラ
ルイサさんと合流して行きました。マンチャイの小学校には立派な体育館ができていてビックリしました。
何年か前この学校を訪問したとき、こんなすごい学校だったのかなあと感心しました。
お忙しいチュキーヤンキ神父さんにご挨拶してすぐ部屋でドリルを配って、子どもたちと遊んで、本読みをしました。
その後すぐリマ市内にあるリマック小学校に行きました。この学校も色々不足している学校で校長先生が大変喜ばれて
「CALOから頂いているドリルは大変助かります」とおしゃっていました。
イキイキした子どもの目がきれいです。日本語でこれなんていうの? 私の名前は日本語でどう書くの? などと興味津々です。
街自体が変わっても、変わらないのは純粋な子どもの心です。皆さんにはどんな将来が待ってるのかなあ。楽しみです。
ジャネット、エルサ、ルイサ、皆さん。良い経験をさせて頂いたことに感謝しています。
Muchas gracias!!
Teresa Matsumoto
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