Amigos No.118-2
2017年12月
翻訳絵本をペルーの子どもたちに贈る活動の今
ペルーで子どもたちにCALOの算数ドリルを配布する中で、日本の子どもたちには当たり前の「絵本」がないことに気づき、
それぞれの家庭でもう使わなくなった中古絵本をペルーに手持ちで運ぶことを始めたのは2000年のことでした。
同時に、それらの絵本にスペイン語訳を貼り付けて、トップコートというビニール製の表紙をつけることも始めました。
それらの作業を終えた「翻訳絵本」はペルーの子どもたち、先生方に大歓迎されました。
国語(スペイン語)の時間に読み聞かせを行うなどテキストとして使用する学校もありました。
それらは大切に各教室で保管されたり、図書室に並べられたりしています。
ペルーへの輸送事情は悪く、税関で取り上げられたり、確かにその学校に届いているはずなのに、
忽然と消えてしまった小包もありました。確かに届くというので、
カトリックの司祭を受け取りにしてもらって、送っていたときもありました。
今は少し郵便事情がよくなったのか、それでも知り合いの郵便局に受け取りを頼んでいます。
1年間に2回ほど送り、その合間にペルーに行くという人を見つけて何冊か運んでもらっています。
月に1回のCALO例会でのおもな作業はこの翻訳絵本作りです。もう翻訳が出来上がっている絵本が現在38冊あります。
呼びかけて集めたり、ときどき古本書店で買い求めた絵本に、翻訳文を貼り付けます。
6〜7人でおしゃべりしながらの簡単な作業です。
30冊近く出来上がると丈夫なダンボール箱に詰めて郵便局から発送します。送料は6千円以上かかります。
そして、大体2カ月で届きます。
知り合いの郵便局に届いた荷物をジャネットが取に行き、学校にもって行ってくれます。
これが大体の流れです。
今、わたしたちは該当する中古絵本を集める方法を考えています。リストを載せていますので、
ありましたら着払いで送付していただきたいと思っています。少しでも結構です。
*今年ペルーに届けた翻訳絵本*
2017年2月2日29冊を発送。5月20日ジャネットが取りに行く。
29冊
5月27日 ペルーに里帰りするという方にもっていってもらう。
9冊
12月中旬、ペルーに行く方が持って行ってくださる予定
29冊
今年は67冊。活動を始めて以来、合計1482冊の絵本ががペルーに渡ります。
翻訳のできた絵本のリストが
こちらにあります。よろしくお願いします。
(林、梶田)
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