Amigos No.117-2
2017年6月


今 年も配布できました!
CALOの算数ドリル=現地スタッフ・ジャネットからの報告=


Biblos: ビブロス(リマの出版会社)
 例年通り、今年も印刷の際に出る余分な本を受け取りました。ヨシモト社長の秘書の方はCALOの本は寄付されるということを知っているので、 余分がある時は電話で知らせてくださいます。
今年は以下のように余分の本をいただきました。
 1年生用:59冊  2年生用:57冊  3年生用:60冊 5年生用:71冊  6年生用:38冊

Colegio Virgen del Rosario: ビルヘン デル ロサリオ学校(マンチャイ)ロシオ先生とお手伝いをするジャネットの息子マルティン
 小学校の校長であるロシオ先生に迎えられました。彼女はCALOの長年の活動を理解していて、ドリルのこともよく知っています。 そして、1年から6年のドリルの配布を担当している方です。
 入り口に近い建物の2階の部分が増築されています。学校はどんどん発展しています。吹奏楽の演奏も上達していますが、練習は厳しいです。 学校での給食のサービスも良くなってきています。栄養学を専攻している専門学生ボランティアが手伝い、 給食の栄養バランスを確認し、子どもたちのための食事の質を上げるようにしています。


Colegio Inmaculada:インマクラダ学校 =はじめて訪れた学校に絵本を届ける つぎは算数ドリルを届けたい=
「こすずめのぼうけん」を読んでもらう この学校もミッションスクールです。幼稚園と小学校までしかありません。 校長先生はとても喜んで迎えてくれました。絵本をとても気に入ってくれたようです。 息子マルティンの要望で2年生の教室に入り、「La Aventura del Gorrioncito」(こすずめのぼうけん)を読みました。 子どもたちは真剣に物語を聞いて、絵本のメッセージも理解できていました。 来年はこの学校に算数ドリルを配布できたらと思います。それはできるのではないでしょうか。 今のところ、棚がないため図書室などはありません。受け取った絵本は、各クラスに分けて、 全ての子どもたちが利用できるように工夫していました。
 校長と先生方が子どもたちの教育に熱心だという印象を受けました。 そのため、この学校は上手くCALOの教材を利用できる良い学校であると思います。

Colegio Macías Rímac: マシアス リマック学校
 すべての公立学校と同様に、リマック学校は3月13日の月曜日に授業を開始しました。 毎回迎えてくれるのはこの学校の教頭先生です。 彼女から非常に温かく向かえられ、子どもたちがCALOからドリルを受けとれることを、とても喜んでくれています。 しかし、校長先生はこの活動に参加しません。教頭先生が学校を代わらないことを願っています。 そうでないと、この学校には問題があって、この教頭先生がいなければ、 ドリルが上手く活用されていくかどうか信用できないのです。
 1年生の教室でドリルと本を象徴的な形で渡しました。 その理由は、1年生の時からドリルをCALOから受け取っているのだと認識できるためです。 何人かの子どもたちの兄妹がもらって使っているのを見て、ドリルのことを知っていました。 子どもたちはとても幸せそうで感謝してくれました。

Colegio de Independencia インデペンデシア学校タサイコ校長と話すジャネット
 この学校では、1年から4年生までの教室を見学しました。学校は、校長先生や教員の努力で改善しています。 新しい机とノートパソコンをもらって、子どもの勉強を強化しています。 幸い、図書館係りの先生が以前と同じ方で続いています。この先生は図書館の本を整理し、学校全体での本の管理、 本の読み聞かせなどしているすばらしい方です。タサイコ校長はとてもまじめで子どもたちに専念しています。 日本のCALOの皆さんのことをいつも思い出していますと言ってくれました。 校長先生だけでなく教頭先生からも皆さんへ宜しく伝えるようにと言われています。
 今年は全ての学級を訪問して子どもと先生に教材を配布しました。 彼らはいつも私たちの訪問を待っていてくれるので、少しの時間でも一緒にいたいくらいでした。 どの学級でも、温かく、喜びをもって迎えてくれました。


Colegio de Comas コマス学校ドリル配布をするジャネット
 今年もロサ・アリザーガ校長が大きな喜びで迎えてくれました。学校はスペースや教室がないため、あまり発展はできませんが、 子どもの入学希望者、特に低学年の希望者が多いです。
 今年は子ども達に絵本を届けに行きました。彼らと話をし、子どもたちも絵本を受け取ることができて喜んでいました。 毎年、CALOの本を受け取ることを彼らは知っているけれど、確かに手元に届くときは、本当に幸せそうに見えます。 先生方はCALOの皆さんに宜しくと感謝の気持ちを送りますと言っていました。 彼らは、日本からCALOの皆さんが来た時のことはとても楽しい思い出になっていると伝えてくれました。

Los egresados 卒業生について
 マンチャイの卒業生の兄弟が今回のドリル配布を手伝ってくれることになって楽しみにしていました。 しかし、残念ながら彼らは来ることができませんでした。 直前に彼らのおばさんが事故にあい、病院にかけつけていたのです。 それから彼らの大学が始まり、配布に参加できませんでした。ペルーでは洪水もあり、 ドリルの配布が遅れてしまったこともマンチャイの若者の参加を難しくしたのだと思います。
 初めて『CALOのドリルで勉強した卒業生がCALOのドリルを子どもたちに配布する』という試みでしたが、 今回は残念ながら実現できませんでした。
 インデペンデンシアとコマスの学校で、卒業した学生との面会ができるようにお願いしました。 高等教育(大学、専門学校)の学生と連絡して、CALOの活動に参加できる学生を探してみると言われました。

各学校への算数ドリル配布数

INSTITUCION EDUCATIVA VIRGEN DEL ROSARIO マンチャイ                

TOTAL

1º Grado

2º Grado

3º Grado

4º Grado

5º Grado

6º Grado

 

270

235

235

235

185

190

1350

 

 

 

 

 

 

 

INSTITUCION EDUCATIVA Nº 321 "SAN JUAN MACIAS" RÍMAC リマック

 

1º Grado

2º Grado

3º Grado

4º Grado

5º Grado

6º Grado

 

87

67

70

76

60

75

435

 

 

 

 

 

 

 

INSTITUCION EDUCATIVA Nº 3050 . INDEPENDENCIA インデペンデンシア

1º Grado

2º Grado

3º Grado

4º Grado

5º Grado

6º Grado

 

140

110

110

110

110

110

690

 

 

 

 

 

 

 

INSTITUCION EDUCATIVA Nº 2072 (COMAS) コマス

1º Grado

2º Grado

3º Grado

4º Grado

5º Grado

6º Grado


60

54

44

51

63

63

335

 

 

 

 

 

 

 

557

466

459

472

418

438

2810



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