Amigos No.107-3
2014年6月

こちらスクレでーす(8)

人口: 約1000万人
面積: 日本の約3倍   スクレは海抜2790m
事実上の首都: ラパス
(行政機関がスクレからラパスへ移行したため)
元首: エボ・モラレス大統領
時差: 日本より約13時間遅れ
為替: 1Bs(Boliviano) ≒ 15円

 一年ぶりにスクレに来て3ヶ月が過ぎました。毎日ボランティアの仕事で忙しく1週間があっと言う間に過ぎます。先月上旬引越して今アパートに住んでいま す。(スクレ在住です)
その後、体調を崩し回復するのに5日間かかりました。今は元気に毎日を過ごしています。

少女たちの施設で

施設の中庭

 4月下旬から午前中は、”hogar de niñas”という女の子だけの施設で働き始めました。この施設は貧しい家庭の子ども達(7〜16歳迄)が暮らしています。(現在34人。)平日はこの施 設で暮らし、週末はそれぞれの家に帰ります。子ども達は午後から学校があるので、私は子ども達の宿題を手伝っています。数学(四則計算)、国語(子音・母 音・アクセント)、英語、読み書き、絵を描くなど様々な宿題があります。子ども達は宿題が嫌いなので、私に「やって!」「できない!」「分からない!」と 言うので、私は「できるよ!」と言って、なるべく子ども達自身で自分の宿題をするように導いています。私も学生の頃は宿題が嫌いだったので、子ども達の気 持ちはよく分かります。時々、「ケチュア語分かる?」「√の数式分かる?」と手助けできない宿題を頼まれますが、教えてあげられないので申し訳ないです。

 15歳の子どもの宿題で、「どうしたら海を取り戻せるか?」という質問に困りました。3月23日はボリビアでは『海の日』です。過去に海をめぐってチリ と戦い、ボリビアは負けて海無国になりました。過去の歴史からボリビア人はチリ人が嫌いなようで、15歳の子どもでも「チリ人は嫌い。だってボリビアから 海を奪ったから。」と言います。

政府が2施設を招待し、食物の寄贈をする。

日本や日本語に興味のある子どもたち

 宿題が終わって時間があれば、子ども達と一緒に遊んだり、おしゃべりしています。子ども達は、縄跳び・ゴム飛び・隠れんぼ・あやとり をして遊んでいます。ボリビアでも日本と同じ“遊び“があるんですね。私も小さい頃、よくそれで遊んだので、とても懐かしいです。刺繍してる子どももいま す。子ども達はアルファベット以外の文字に興味があり、「日本語で私の名前を書いて」「”te amo”テアモ(I love you)って日本語で何て言うの?」とよく言われます。子ども達のノートに、日本語をいっぱい書いてあげたら見たことのない文字を見て喜んでいました。ま た、「日本は何を食べるの?」「日本は動物いる?」「果物ある?」など色んな質問をしてきます。

絵本「たいようまでのぼったコンドル」

 「たいようまでのぼったコンドル」を持参して、子どもに読んでもらいました。スラスラと読んで最後に「いい話ね!」と言ってくれまし た。

子供たちと

 最近、折紙で鶴・風船・花などを作って子ども達にあげたら、折紙が流行って「折り方教えて!」と言われ、折り紙を教えています。子ど も達が少しでも日本文化に興味を持ってもらえれば嬉しいです。
 スクレでも、韓国ドラマの人気がありその影響で女の子達の中で韓国人男優が好きな子がいます。彼女の部屋に大きな韓国人男優のポスターが貼ってありまし た。韓国語を習いたい人が増えているらしいです。





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