Amigos No.102-2
2013年3月
算数ドリルの配布。3年ぶりにCALO会員ペルーへ行きます!
=「ペルー活動」の今まで=
3月15日から約2週間ほど(メンバーによって帰国の日にちが違います)ペルーのリマへ「ペルー活動2013」と称して、
ドリルや絵本の配布のために行きます。
前回、会員が行ったのは2009年11月でしたから、3年数カ月ぶりとなります。
「ペルー活動」の概略のリストを作ってみました。それを見ると、まず、ドリル配布の回数は今回で17回目です。第1回目は1995年7月でした。
大阪外国語大学スペイン語科の若い学生3人と、主婦3人でした。やっと翻訳、印刷、製本できた1年生のドリルだけを抱えての訪問でした。
それから18年。今年は19年目に入ります。今回も5つの小学校を訪問し計3000冊のドリルを手渡します。
=活動を通して、ペルーの地に立った会員約60名=
ドリル配布の17回のうち、4回だけはCALOのメンバーが行けなくて現地スタッフとして、ジャネットやゴンザロが訪問、配布してくれました。
わたしたちが日本から訪れた13回の活動に参加して下さったメンバーは延べ約60人もいます。
=手渡した算数ドリルは8万4700冊=
手渡された算数ドリルの数は84,700冊です。
延べ、8万4700人のペルーの子どもたちにCALOの算数ドリルが手渡されているということです。
8万4700人の子どもたち先生方の「笑顔」に出会ったということでもあります。
しかしながら何度か報告をさせてもらっていますが、この活動を今まで通り続けていくことは財政的にも、人材的にも困難な状況にあります。
=今後のCALOは?=
以上の事柄を踏まえて、わたしたちは今回のペルー訪問を考えています。数年前から、ドリルを配布している小学校の先生方にも、
この活動はもう今まで通りには続かないということは伝えています。
CALOの活動を、矛盾しているようにも思えますが「発展的に縮小していく」方法はないだろうかという思いをもって今度の訪問を計画しています。
=卒業生に会ってみたい=
算数ドリルや、絵本を手渡すだけではなく、わたしたちも彼らから何かを手渡してもらい、
民間交流と呼ばれるような関係を作っていけたらいいな、と考えています。
そういう考えをふまえて、まずCALOのドリルを使って勉強し、
小学校を卒業した子どもたちの「その後」を知りたいと思いました。
先生方や子どもたちは、ドリルを受け取った時は確かに喜んでいるけれど、本当に役立ったのか、
今もそのことを記憶しているのかなど、聞いてみたいことはいっぱいあります。
それで、現地のスタッフや、知人、校長先生に問い合わせをしています。
Facebookで呼びかけも行いました。まだ、結果待ちですが、期待しています。
=日系人の多い学校訪問も=
また、最近はラテンアメリカ諸国から日本に働きに来ていて、不況のあおりを受けて帰国を余儀なくされている人々が多いと聞きます。
日本の教育を受けた子どもたちが突然ペルーに帰って学校や友だちになじめないという問題もあるそうです。
そんな子どもたちはリマでは日系人が多く在籍する学校へ通っているようなので、その学校も訪問できるように連絡を取っています。
出来れば日本大使館も訪問したいし、翻訳絵本の小包が受け取れないままの中央郵便局にも問い合わせたいと思っています。
=準備も
多忙=
その他、子どもたちに感想文や、作文も書いてほしいと、用紙やクレヨン、折り紙の準備など・・・買い物はメンバーで分担して。
こまごましたことですが、準備はたくさんあります。
もちろん航空チケットは早くに購入していますが、北米経由の場合、
2009年からはESTAという簡易ビザのようなものを出発前に取らなければなりません。
これはインターネットですぐに取れました。
総会(4/20)、Amigosの次号でご報告させていただきます。
(梶田)
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