Amigos No.101-2
2012年12月

こちらスクレでーす(3)

人口: 約1000万人
面積: 日本の約3倍   スクレは海抜2790m
事実上の首都: ラパス
(行政機関がスクレからラパスへ移行したため)
元首: エボ・モラレス大統領
時差: 日本より約13時間遅れ
為替: 1Bs(Boliviano) ≒ 12円

<さまざまなお祭り>

=大学祭=

 6月8日、9日は大学の入学祭がありました。大学生が夜7時〜深夜1時半位迄道路でボリビアのダンスを踊って行進します。 深夜12時過ぎても花火が上がり、近所迷惑なんて関係なし!  深夜迄続く入学祭は、さすがラテンだなぁと感じさせます。(ボリビアの1学年は2月〜11月です)

=アラシータスの祭り=

 7月15日から1週間‘ALASITAS’(アラシータス)というお祭りがありました。 このお祭りでは、お金・車・家・食糧等のミニチュアが売られていて、 将来自分が欲しい物のミニチュアを買って願いをかけます。 例えば、お金持ちになりたければお札を、家や車が欲しければ家や車のミニチュアを買います。 その場で、願掛けのおまじないをしてくれます。 このお祭りではミニチュアを売る以外に、簡易の遊園地やゲーム(鉄砲撃ち・ボール投げ等)ができたり、 りんごあめ・お菓子等のお店もあり、日本の縁日のお祭りに似ています。


=友だちの日=

 7月23日 Día de la Amistad (友達の日)
 世界には色んな日がありますが、ボリビアには友達の日があります。この日、孤児院でパーティーをしました。 プレゼント交換して、仲のいい職員から、メッセージ付カードをもらいました。「友達の日」っていいですね。


=ボリビア独立記念日=

 8月6日 Día de la Independencia (ボリビア独立記念日)ボリビア独立は、今年で187年目です。
 ボリビア全土でお祝いのパレードがありました。スクレにはエボ・モラレス大統領は来ませんでした。 友人曰く「スクレには反モラレス派が多いから、支持者の多いオルーロ(オルーロ県)にでも行ったんだろう」と。 パレードは9時半から12時半頃迄あり、ずっと立ちぱなしで足が痛く疲れました。 チュキサカ県創設記念日のパレードと同じで、学校関係者・軍隊・警察等たくさんの人が行進しました。

<予防接種>

 現地ですることの一つに、 3回目のA型肝炎の予防接種がありました。 予防接種の専門機関(banco de vacuna)に、ここでA型肝炎の予防接種が受けられるか聞いたら、 「ここではできない。薬局でできる」と。ボリビアには、たくさん薬局がありますが、 A型肝炎の予防接種を受けられるのは‘San Agustín’という薬局だけ。この薬局は、取扱薬品が多く、 比較的安いので現地でも多くの人が利用しています。A型肝炎はBs400(約4,800円)でした。 現地では高いけど、日本に比べたら安い。腕を出して注射されるのを待っていたら、 「違うわよ。腕でなくおしりよ」と。おしり注射に慣れてない私は、 おしりを出すのが少し恥ずかしかった。



<ボリビア版「KARAOKE」>

 ボリビアに来て5ヶ月たち初めて夜遊びしました。私は中南米が大好きで、多くの中南米を旅行しました。 私の個人的意見では、ボリビア人はキューバ人やメキシコ人と比べると大人しくて、 陽気でない国民性と感じていました。でも、音楽をかけると誰も恥ずかしがる事なく踊るし、 皆踊るのが好き。この点では‘やっぱラテン!’ボリビアにも「KARAOKE」があります。 
 「KARAOKE」は日本語って知ってる?」と店員や友達に聞いたら、知ってる人もいるし知らない人もいた。 「KARAOKE」の意味を知らない人も多く、「歌うこと」と教えました。 ボリビアのKARAOKEも日本と同じように歌って楽しむ娯楽ですが、日本のように個室ではなく一つの大広間で、 大型スクリーンがあり、そこに歌詞が写し出され、お客全員がいる中で歌います。

<スクレでの生活費>

 ボリビアは物価が安い! 私の1ヶ月の生活費は寮費:約18,600円($1≒80円で計算)、 食費・日用品費等:約8,000円(Bs1≒12円で計算)で合計約26,600円です。 私の場合、朝食と昼食は保育園で、おやつと夕食は孤児院で食べさせてくれるので食費はあまりかかりません。 また、寮の住人が去る時、食糧や日用品を置いていくのでもらっています。 自分で料理するのは、土・日・祝日の朝食と昼食、自分の都合で保育園や孤児院を休んだ時の食事だけです。 買い物は、mercado campesinoで買うことが多いです。安いから。
 例えば($1≒80円、Bs1≒12円で計算)
キャベツ1玉:約36円、トマト1.5s:約30円、玉ねぎ1.5s:60円、パスタ1s:72円、米1s:48円、 バナナ12本:48円、コーヒー200g:360円、シャンプー1L:84円、トイレペーパー20巻入:192円、 牛乳946ml:60円、ヨーグルト1L:150円、卵1個:6〜9.6円
 バスはスクレ市内なら18円、タクシーはスクレ市内なら1人48円。人数×料金です。
 ボリビアは海がないので、スーパーで売っている魚は少ないです。タラ、マス、タコ、イカ、エビ、ハマグリくらいです。 ボリビアにも日本の食材と似ているものがあります。Cebollínは細ネギ、 Cebolla verdeは青ネギで味も日本のとよく似ています。 ボリビアのスーパーで売っている食糧は、日本のようにJIS規格がないので、 形・色がさまざまのまま袋に入って売られています。腐った野菜や、幼虫が付いた野菜が平気で売られている。 なすやじゃがいもの中には、幼虫がいる。日本ではクレームだけど、こっちは何ともありません。

(次号につづく)




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