Amigos No.101-1
2012年12月
算数ドリル3000冊(2012年度分)を発注
2013年3月に配布予定(2012年度分)
の算数ドリル3000冊の発注を行いました。総額は9450$で昨年より約10%コストダウンしています。
2012年度の決算は、寄付金の増加などで2013年度への繰越金が予算より改善される予定です。
それにより、2013年度の算数ドリルの配布は、状況により3000冊または2000冊の配布が可能となり、
2014年度以降は、資金ショートにより、配布ができない状態になると考えております。
(ちなみに、3000冊と2000冊のコストは、今回の見積もりから9450ドルと8500ドルです。)
現在のドリル配布活動は、ここ数年、ジャネットさんにすべてお願いして苦労をかけています。
メール等のやり取りでは中々こちらの現状が伝わりにくいことと、現地の状況を確認するために、
2013年3月に、梶田代表と一部の方がペルーを訪問いたします。そして、実際の配布活動に立ち会い、
ペルーの現地会員ジャネットさんと2013年度以降の配布方法・
方向などについてディスカッションをしていただき、現地の要望などを参考にして、
2013年4月に行われる総会にて、2013年度以降の方向を決める予定にしております。
翻訳絵本がリマの郵便局に停め置きに
また、11月末、9月に発送した絵本の小包がリマ(カリャオ)の中央郵便局に届いているのに、
宛名のスペルを書き違えたために取り出せないというトラブルが発生。
なにもなければスムースにお願いしている加藤神父さんの手に入るのに、面倒なことになっています。
リマからの書類を訂正し、サインして返送(メールで添付)するという手続きを取りました。
ジャネットにも知らせると彼女も協力し、日本の郵便局から宛名変更の手続きをし、
証明書を発行してもらいそれをpdfにし添付するという方法を取って、目下結果待ちです。
一時は返送を手続きを取ろうかとも考えたのです。いい結果を期待するのみ。
この件についても現地に行ってもらって、今後絵本の発送について探ってほしいと思います。
長旅になりますが、梶田さん、ロサさん宜しくお願いいたします。
(斉藤)
「えほんのひろば」にCALOの翻訳絵本が活躍
8月1日、友人の村上自子(よりこ)さんという方から以下のようなメールが届きました。
昨年2月に、
外国にルーツをもつ子どもの教育支援のNPO法人おおさかこども多文化センターを立ち上げました。
夏休み明けの9月8日、9日と、多文化な「えほんのひろば)を大阪市立中央図書館で開催いたします。
外国語の絵本を含めて約500冊の絵本を会場一杯に並べて、自由によんでもらいます。 |
早速、翻訳されている絵本のリストを送り、その中で希望された15冊をそろえて送りました。
「ペルーの学校の子どもたちの役に立つ」という思いでだけ行っていた活動ですが、
こんな形で役立つのだと知らされてうれしくなりました。
「NPO法人おおさかこども多文化センター」主催の「えほんのひろば」
を9月8日に大阪市立中央図書館へ見に行きました。
様々な国の親子連れが三々五々訪れてきて、床に敷かれたシートに座り、
家庭でいるようにそれぞれが好きな絵本を棚から出してきて、手にしてくつろいでいる様子でした。
CALOの絵本も「スペイン語」と書かれた本棚に並んでいました。
以下にいただいたメールを掲載します。
(梶田)
多文化×絵本 の力・・・母語で絵本を!
(おおさかこども多文化センター 梨木 亜紀様より)
このたびは「えほんのひろば」開催にあたり、大変お世話になりました。また当日もお運びくださり、
素敵な差し入れまで頂戴いたしましたこと、恐縮しております。本当にありがとうございました。
私たちにとってもはじめての試みでしたが、参加してくださった方々の様子を見ていると、
「絵を読む」絵本をなかだちにするからこそことばの違いを超えて、
楽しみを共有することができるという可能性を実感することができました。
“多文化×絵本”が持つ力を、これからも考えて活動に活かしていきたいです。
CALOさんから提供いただいた絵本も、ペルーのご家族たちが熱心に見ておられました。
特に、ぐりとぐらや、スイミー、おおきなかぶ、うらしまたろうなど、
日本の子ども(と、日本の保育園・小学校でそれらのお話にふれてきたペルー人の子ども)
にとっては常識(?)のとてもよく知られた絵本も、
今回スペイン語で読んで初めてきちんとストーリーを知りました…という保護者もおられて、
座り込んで片っ端から読んでいくお父さんの横から、子どもさんがいろいろ解説を加えていました。
子どもに母語で絵本を…という趣旨と同時に、翻訳本に関しては、日本で暮らす外国人家族が、
親子で日本語の環境や能力の違いにかかわらず、
同じおはなしを楽しめるという意義も大きいんだと感じました。
今回のイベントは、私たちにとっても いろいろな気づきと出会いを与えてもらった機会になりました。
ご協力いただき、本当に感謝しております。
今年も「みのおNPOフェスタ」に参加
9月16日、みのお市民活動センター主催によるNPOフェスタが開かれました。
前回のAmigosでお知らせしたように、
このフェスタは、箕面市を中心に活動している約30団体が大集合するお祭りで、
NPOの活動紹介や講座、ステージ、体験工作など楽しいイベントが盛りだくさんでした。
CALOは、フレキシブルコーナー(みのお市民活動センター内)において、
翻訳絵本・算数ドリル・その他活動紹介等の展示・説明を行いました。
また、9月17日から22日までは、パネル展示・体験ヨガ・親子劇場・IT体験・
クロージングフォーラムなどが行われ閉幕しました。CALOはパネル展示をしました。
16日当日は、親子連れ方が多数集まり、興味深く見学していました。いつも通り、
クワガタ探検隊のコーナーが人気を博し、
また、牛乳パックを使用した工作ワークショップのコーナーでは、
子ども達が頑張って色々な物をつくり遊んでいました。
例年のごとく、箕面市長も訪問され、CALOのブースも訪れ、説明を聞かれていましたが、
先回のこともよく覚えておられました。
子ども達が参加する一環として“クイズラリー”がありました。子ども達の真の目的は“シールをすべて集め、
完成させ、景品をもらう!”ということです。
CALOのコーナーでは、子ども達に声を出して問題を読んでもらい、答えを考えてもらうという方法で行いました。
ちなみに、問題は『日本の中古絵本をスペイン語に翻訳して、ある外国の子どもたちに贈っています。
どこの国でしょうか?(アメリカ、ペルー、韓国の中から選択)』というものでした。
当日、ブースに参加していただいた会員の方々ご苦労様でした。
(斉藤)
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