Amigos No.99-1
2012年6月


次 期2013年度のドリル配布は困難に

-第19回大阪ラテンアメリカの会総会-

第19回大阪ラテンアメリカの会総会が4月21日、2時30分より、みのお市民活動センターにて開催されました。 当日の出席11名、ハガキによる議決議長一任18名、簡易連絡票3名の合計32名と、 総会成立に必要な過半数21名をクリアして総会が成立しました。
冒頭、梶田代表より「既に19回という総会で、こんなに長く継続しているのも会員の皆さまのご協力のおかげと感謝しております。 例会のおもな作業として翻訳絵本作りを行っていますが、それも確実にペルーの加藤神父経由で届き、現地スタッフにより配布されております。 ただ、算数ドリル事業は、2012年度の配布の後は、資金的に難しくなりそうなので、その辺の議論をよろしくお願いいたします」の挨拶があり、 総会がスタートしました。続いて2011年度の活動・決算・会計監査報告、 2012年度の予算・活動内容・役員などについてそれぞれの承認決議、意見交換が下記のように行われました。

(1)2011年度の活動総括

@活動の最も大きな柱である算数ドリルの配布活動は、 ペルー在住スタッフ、ジャネットさんに依頼し、2012年3月に、リマ周辺の5校に配布され、
  受領書とともに、配布活動の 写真が送られてきました。 今回も文渓堂様から30万円の助成金をいただきました。本当に有難うございました。
A翻訳絵本の配布については、加藤神父経由(3回)並びに、会員がコマスとインディペンデンシアの小学校を訪問し、絵本を届けました。
  今年は合計151冊とたくさんの絵本を子どもたちに届けることができました。また、中古絵本集めは、「翻訳絵本リスト」を事あるごとに配布し、
  またホームページでの情報発信活動により昨年度より多くの絵本を集めることができました。
  アンデスのお話「たいようまでのぼったコンドル」の翻訳絵本づくりは、著者から直接翻訳依頼を受け、翻訳しました。
  出版社(福音館様)から100冊の絵本の寄贈も含め、活動として盛り上がりました。
Bスペイン語講座については、箕面市国際交流協会との共催(委託事業扱い)という形で実施しました。
C東日本大震災の際に、ペルーの子ども達からお見舞いの手紙をたくさんもらい、翻訳し、被災地の小学校生徒(仙台ウルスラ学院小学校)に届け、
  また、小学校からのお礼の手紙もスペイン語に翻訳してペルーに贈り届けることで、ペルーの小学生との交流のお手伝いができました。
Dカトリック箕面教会バザー、多民族フェスティバルのイベントに参加し、8月にペルーを訪問した会員が仕入れてきた小物を販売し、 収支改善に役立ちました。
E出前授業は、龍谷大学と大阪府立千里高校で、CALOのボランティア活動の紹介や翻訳シール貼りなどを体験してもらいました。


(2)2011年度の会計報告総括

昨年度から2012年度への繰り越しは、 予算523,265円に対して873,921円の繰り越し(+350,656円)ができました。 主な収支改善内容は、個人の寄付金の増加、算数ドリル印刷代支払い為替差額(円高)、イベント収入などによるもので、 他の収入・支出の予算と決算の差異は大きくありませんでした。
この結果2012年度予算策定の結果、2012年度も算数ドリルの配布を行うことができそうですが、2013年度への繰り越しが314,421円となり、 2013年度の算数ドリルの配布は、従来通りにはできません。いずれにしても、収入が限られていますので、支出の節約を今後も務める必要があります。


(3)2012年度の主な活動

@「算数ドリルの配布」プロジェクト

  2012年はジャネットさんを中心に現地スタッフだけで実施する(ゴンザロさんが実施)予定です。 次期2013年は従来通りの配布はできませんので、 ペルーで受領している学校の責任者及びジャネットさんの思いなどペルー現地の状況を、 ジャネットさんを通じEメール等で把握し、CALOから実際にペルー訪問が必要かどうかも確認する必要があると考えます。

A「ペルーの子ども達に翻訳絵本を贈る」プロジェクト

中古絵本を一般から集める方法がなかなか難しい状況です。 会員の皆様のご協力お願いいたします。
また、支援金をいただいている文渓堂様からも絵本が発売されているので、いくつかの絵本の翻訳の許可が可能か、本の寄贈を含めてアプローチしてはどうか。

B「スペイン語講座」について

スペイン語講座は、スペイン語を市民に広め、 且つCALOの活動に理解を深めてもらい、裾野を広げる意味もあります。 2012年度は、“入門編”が加わり、5月から「入門、初級、中級」の3クラスがCALOの例会の日に合わせて開催されます (今年度も箕面国際交流協会から委託事業として受けます)。

Cその他

出前授業は、CALO独自と箕面市国際交流協会からの紹介も受けて行いますが、「ゆとり」授業も無くなっているので回数は減ります。(従来通り)
従来のホームページ・サービスが5月で終了になるので、他のサービス会社に移転します。その関係でHPのURLが変更になりました。 それに伴い、経費削減もできそうですが、URL変更の関係で一時的に閲覧者は減ると考えています。
資金の内部留保を増やすために、メールマガジン等でのAmigos発送に変えてHP閲覧で代用、寄付された切手の活用など、 一つずつできることを進めます。提案がありましたらどしどしお願いいたします。
また、2012年度の決算内容によっては、2013年度算数ドリル配布に向けての寄付依頼をAmigosで募ることも、 一つの案として考えています。(先回は、小学校の教室建設基金の一部の寄付依頼を行った)


総会出席者は多くはありませんでしたが、久々の方の参加もあり、様々な議論がなされました。 現在、会員は減少傾向ですが、まだまだ多くの方から会費や寄付をいただいております。 日常活動の情報発信やコミュニケーションを通じてCALOの活動を理解していただくことが大切ですので、 多くの方のご協力よろしくお願いいたします。  (斉藤記)

2012年度役員 (下記のとおり承認されました。よろしくお願いします。)     (敬称略)

代表

梶田雅子

ペルー現地スタッフ

ジャネット・サンペ、ゴンサロ・パハレス

事務一般

斉藤博行

船越ひとみ

絵本作業、管理

林伊津子、安井義博、吉富允子

会計

斉藤博行

出前授業

(国際理解教育)

梶田雅子、久掘洋子、吉冨允子、松本テレサ

会計監査

風間武喜

渉外

安井義博

広報:

会報、HP

梶田雅子

斉藤博行

安井義博

絵本翻訳・通訳

松本テレサ、森本悠子、佐藤輝規

ディスネル・グッターラ

ロサ・オチャンテ

ペルー事業関連

梶田雅子、ロサ・オチャンテ、ディスネル・グッターラ

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