Amigos No.98-1
2012年3月
ペ ルーの子どもたちに翻訳絵本を作ろう
大阪府立千里高校へ出前授業
2月2日(金)午後、大阪府立千里高校に行きました。毎年頼まれている2年生に対する「出前授業」をするためです。
雪のちらつく寒い日でした。学校というのはまた、風通しがよく(?)寒いものです。でも、毎年感じるのですがこの学校の生徒たちは礼儀正しく、
明るいのが気持ちいいなあと思います。
今年、CALOの活動に興味をもって来てくれたのは、最初は20数名でしたが、数日前になってほかの講座の講師がインフルエンザで来られなくなり、
そのために10名増えました。ちょっと多めの31名。
「人権ロングホームルーム」という枠の2時限つづきのなかでこの出前授業をします。
パソコンのパワーポイントにペルーの風景やCALOの活動状況などを入れた小さなUSBメモリーを持って行くだけです。
大きなパネルや紙芝居などを抱えて行った数年前までのことを考えると、学校にもパソコンやプロジェクターがあり、
便利になったものだと思います。
この学校は総合科学科と国際文化科があります。その両方から2年生の生徒たちは集まりました。
国際文化科の生徒の中にはテレサさんにスペイン語を習っている人もいて、興味を持っていました。
ペルーの風景写真や観光地の写真などとともに、CALOが絵本を配布している貧しい地域の小学校の様子もプロジェクターに映し出して見てもらいました。
その後の質問タイムには、CALOの活動を始めた動機や、活動資金はどのようにして集めるのかなどといった、核心をついた質問が出ました。
やはり最近の子どもたちは世界に目を向けていて、こういう海外への支援の市民活動にも興味を持っているのだなあと実感しました。
後の時間には、実際に絵本に翻訳文を貼りつける作業をやってもらいました。大体2人で1冊の絵本を準備して持って行きました。
「これはどう読むんだろう?」などと話しながら、貼りつけて行き、授業の終了時間内にほとんどが出来あがりました。
作業をした自分たちの名前を書くところでは、自分の名前がペルーの子どもたちに読まれるのか、などと盛り上がっていました。
終わりにそれぞれが感想文を書き、今年の「出前授業」も無事に終わりました。
ペルーの子どもたちに必ず届け、喜んでもらえると思います。
千里高校のみんな、協力をありがとうございました。
(梶田、テレサ)
感 想 文
ペルーについてほとんど知らなかったので、お話を聞いてとても新鮮でした。 算数ドリルや絵本を贈るというボランティアは今までにない方法で、そういうボランティアもあるんだなぁと思いました。 実際に自分の手でスペイン語を貼って、ボランティアのお手伝いができてうれしかったです。ありがとうございました! (AM) |
ペルーに行って教材や絵本を配る活動も興味深くて、スライドで街とかを見せてもらって、ペルーに行ってみたいと思いました。 今日は実際に絵本に訳をつけれてよかったです。(MW) |
こんな身近ですごい活動をしているなんて知りませんでした。他にもこんな団体について調べて見て自分の将来の役に建てたいとおもいました。 (KK) |
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今まで、ペルーのことは全然知らなくて、マチュピチュもペルーにあると知ったのもつい最近で、本当に何も知らなかったので、とても興味深いお話でした。 絵本を翻訳して送るという支援も、大変そうだけど、お金をただ送るとかよりもずっと、心もあたたかくなるし、 人と人とのつながりを感じられてとても良いなと思いました。ペルーにとても行ってみたくなりました。 絵本作りは大変だったけど、完成で来てよかったです。良い体験になりました。(NK) |
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ちょっとしたことをきっかけにペルーに実際に行ってこういう活動を始めるという行動力の大きさがすごいと思いました。 自分たちの名前が入った絵本がペルーにいる子どもたちに読んでもらえると思ったらうれしい。 こういう支援活動についての情報をもっと得たい。・(SN) |
私もこんなすごい活動を作れる人になりたいです。子どもたちに喜んでもらえたらいいなと思います。(TK) |
私はスペイン語選択だけど、ペルーなどスペイン語を共通語としている国について、あまり知らなかったので、お話を聞けて良かった。算数ドリルや絵本など、 普段、自分が何気なく使っている物を向こうの子どもたちはとてもうれしそうに持っていて驚いた。この活動に興味が持てた。(MO) |
ペルーの子どもたちがどんなことで困っているかもわかったし、どんなことをして解決しようとしているかもわかった。
あと、ペルーの風景はきれいだった。 自分たちのキャリアを活かしてペルーに協力していることに感激した。(SH) |
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