Amigos No.93-1
2010年12月


ペルーの子どもたちの絵画展

〜 一年がかりのプロジェクト 〜


展示風景1

 11月14日(日)〜11 月20日(土) 、スペイン語講座や例会の活動場所でもあるみのお市民活動センターのロビーで「ペルーの子供たちの絵画展」を開催しました。前回のペルー活動の際に子供た ちに描いてもらった絵の展示会です。過去のAmigosをひも解いてみると前回のペルー活動(CALO会員が現地ペルーに行き、算数ドリルと翻訳絵本を配 布する)は昨年の「11月15日(土)から28日(土)にかけて」でした。この絵画展をしようという小さな思いつきは、実に1年がかりのプロジェクトに なってしまいました。
 単に「私たちはこんな活動をしています」というだけではなく、子供たちと人々を繋ぐきっかけになればと、会場には感想などのメッセージを書いていただく ためのカードも用意しました。けれど、正直なところ「誰かカードかいてくれるかな?」以前に「展示を見てくれる人いなかったらどうしよう」という心配もし ていました。実際には会期前日の13日、展示準備を終えた直後から(つまりはまだ展示期間が始まっていないのに)みのお市民活動センターを訪れた人が足を 止めてくださり、メッセージも残して下さっていました。
 会期初日にあたる14日の日曜日には可能な人で手分けして、訪れてくださった方の対応ができるようにと人を置き、午前中は横のテーブルでデモンストレー ションとして絵本作業などもしました。その他の日にも都合のつく会員は出ていただきました。
20日の最終日は、夕方、ロビーに人の流れが途絶えた所で閉場、撤収作業に入りましたが、撤収作業が半分以上終わった所で入ってきた人の「あー。終わって るー。」の声に嬉しいような申し訳ないような・・・。
 まだメッセージを今度はペルーの子供たちにも伝える作業が残っています。1年経って少し成長した子供たちの心に、日本の人たちのメッセージが届けば良い なと思っています。
 ひとつ予想外だったのは、今回大人が見てくださることだけを考えて大人の目線で展示をしましたが、実際には大人だけでなく、むしろ大人以上に子供たちが 積極的に興味を示してくれたこと。子供たち、特に絵を描いてくれたペルーの子供たちと同じ年齢か、それより小さい子供たちが見るにはきっと大変だったと思 います。次回はこの点ももう少し考えたいと思います。
 メッセージを下さった皆様、そして、会場に足を運んでくださった皆様(正確には分かりませんが、100人以上の方々に来ていただいたと思われます。)、 本当にありがとうございました。

展示風景2

メッセージ



算数ドリル印刷 発注

 CALOの会計上、今年がドリルを作って贈れる最後になるかと思われる中でしたが、「円高」が幸いして心配なく実行できるという目安がつきました。
 ペルーの学校の新学期は3月〜4月なので、急がなくても良かったのですが、もしこれから円が安くなるという危険も考慮して、10月に発注しました。今年 度は日本からCALO会員はペルーに行く予定がないので、現地スタッフだけで配布をしてもらわなければなりません。 彼らは3月に配布活動を行いたいと言うので、発注しても、納品を3月にしてくれる旨、印刷会社BIBLOSに交渉しました。向こうも円の変動(ドルとの)を理解し、快諾してくれました。
 10月28日、ドリル3000冊の印刷製本代金と現地スタッフ(ジャネット)への活動費、配布のガソリン代などを銀行から送金しました。
 CALOの中心的な活動「算数ドリルをペルーの子どもたちに贈る」の今年の大きな「仕事」を終えてホッとしています。
 ジャネットからも活動費を受け取ったというメールが届きました。そして配布している各小学校にもときどき様子を見に行って、 先生方と話してくると言っています。
 いつもご協力くださっている会員の皆様にお礼申し上げます。






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