Amigos No.91-1
2010年6月


第17 回総会開催


 みのお市民活動センターにて「第17回大阪ラテンアメリカの会総会」が、4月17日、2時30分より開催されました。
 当日は、出席12名、ハガキによる議長一任26名の合計38名と、総会成立に必要な23人(正会員44人の過半数)をクリアして総会が成立しました。
 梶田代表挨拶、2009年度の活動・決算・会計監査報告、2010年度の予算・活動・役員などについてそれぞれの承認決議、意見交換がおこなわれまし た。
 そして2009年度の総括と2010年度の課題を中心に下記のように論議・承認されました。


算数ドリル、翻訳絵本の配布は無事終了

=2009年度の活動総括=

絵本を楽しむ子供たち


 活動の最も大きな柱であるペルー現地での算数ドリル・翻訳絵本の配布活動は、会員5名がペルーを訪問して、ドリル3,000冊、絵本95冊、野球帽45 個の寄贈などを行いました。
 特に今回は3つの学校で、子供たちに「家族、将来の夢など」をテーマに絵を描いてもらい、その結果100枚近くの絵ができました。
 2010年度はこの絵の展覧会を行う企画を計画しています。




2010年度の主な活動予定

事業継続は財政的に黄色信号が


「算数ドリルの配布」について

 ジャネットさんを中心に現地スタッフだけで配布できる仕組みは既に出来上がっていますので、2010年度はペルースタッフだけで実施する予定です。
 資金減から、今後も継続していくことが難しい局面を迎えています。次期2011年度は何らかの方法を考えて、ぎりぎりで実施できるかもしれませんが、 2012年度以降は、4〜5年に1回しか配布できなくなります。支援金をどう求めていくのか(算数ドリル配布活動は日本での活動はほとんどなく、箕面市な どの助成対象となるのが難しい)、配布冊数・配布校削減、2011年度に支援キャンペーンなどの計画を考えていく必要があります。

ペルーの子どもたちの絵の展覧会をしよう!
「ペルーの子供たちの絵の展覧会」プロジェクト

絵を描く子供たち 先 に述べたように、ペルーの子供たちが描いた100枚近くの絵の展覧会を行うプロジェクトを立ち上げます。その中で、イベントとしてどのように開催して いくかを検討して、たたき台をつくり今年中の開催を目指します。
 ポイントとして、箕面市国際交流協会とのジョイント開催検討、NPO補助金の申請、ペルー商品バザーの同時開催、1か所だけでなく巡回展覧会として行 う、多くの会員並びにペルー人会員の協力を得る、場所としては千里中央/メイプルホール/みのお市民活動センターなど・・・多くの検討内容が考えられま す。




不要になった中古絵本を集めるために
「中古絵本の収集」について

 現在、スペイン語に翻訳する中古絵本が不足しています。このままではペルーへの送付が難しくなります。集める方法として、箕面市だけでなく外に広げてい きたいと考えています。また古本マーケット情報の活用、古本屋(Book Offなど)に翻訳絵本リストを渡して、必ず購入することを約束して確保してもらう、また会員に呼び掛けて送付していただく、などの対策が必要かと考えて います。


新しくなったスペイン語講座
「スペイン語講座」について

 CALO独自で行ってきたスペイン語講座を、箕面市国際交流協会(MAFGA)主催の語学講座の一環として取り扱ってもらい、共催という形で継続。従来 通り初級と中級に分かれ、5月8日スタートで2回/月の予定で実施。初級クラスは松本テレサ先生、中級クラスはフランシスコ先生です。 初級クラスは 12,3人、中級クラスは7人の受講者で、今までよりも賑やかになりました。CALOとしては、講座終了後、CALOの活動に興味のある人の参加と新会員 としての入会を期待しています。
スペイン語講座




CALO例会は月1回に
「例会開催回数の削減」について

 翻訳絵本作成、ほかの活動状況を考慮した場合、例会の開催回数として月1回で運営できると考えました。CALOホームページですでに6月までの計画を連 絡していますので、7月から実施します。
 原則第1週の土曜日を例会開催日として、活動内容に応じての追加開催は臨機応変に行っていきます。
 例会予定日は原則として毎月の最初の土曜日ですが、スペイン語講座と共にCALOホームページのカレンダーに、また、Amigos誌上にも逐一掲載しま すので、ご覧ください。


「算数ドリルの配布後のフォローとして情報の収集」、その他

 「ドリルを送った後どうなっているの?」という声も聞きますので、算数ドリル授業などの状況を、ペルー現地スタッフの情報に加えて、ペルー人会員の協力 のもとメールでやり取りしていきたいと考えています。それらをAmigosに掲載して会員に報告し、情報を共有してもらいたいと考えています。
 その他、パンフレットの更新、イベント開催でスタッフ不足の問題、Amigosの掲載内容の検討など課題は山積ですが、一つずつできることをやっていく スタンスで進めます。
 最後に、CALOが1994年に有志によって設立されて以来16年も継続しているということは、梶田代表はじめ、スタッフ・会員の皆様の熱意と協力なし には出来ませんでした。現在、賛助会員/正会員合わせて80名前後の皆様方が、CALOに求められている活動は何か、活動の原点に立ち返るのか、また資金 減からの側面、動けるスタッフの人数から考えて、ここ1、2年の間でCALOの活動の在り方が問われてくるように思われます。

(斉藤記)





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