Amigos No.88-1
2009年9月
翻訳絵本さまざまな方法でペルーに届く!
CALOの「翻訳絵本をペルーの子どもたちに贈る」プロジェクトで出来上がった翻訳絵本を
手持ち以外でペルーに届ける方法についてここ数年間、試行錯誤を続けている。
<免税の方法は?>
一番の問題は、直接学校などに郵送すると、受け取る側に税金がかかるということ。
それを解決するために、受け取る学校に「税金免除」の資格というものを取ってもらう方法がある。
時間をかけて東京の大使館とも交渉して現地の一つの小学校にそれを取ってもらった。
しかし、それを行使してやっと発送した小包は現地の小学校に届いていなかった。
日本の郵便局から追跡調査を依頼したら、「もう届いています、受け取りのサインもあります」と、
そのコピーを受け取った。どうなっているの???
これは結局その学校の運転手が勝手に取りに行って倉庫の棚に置いていたという回答だったが、信じられるかどうかはわからない。
<日系人神父の好意―船便で届く>
しかし、このトラブルを知ったリマ在住日系人のカトリック神父加藤氏が
自分の友人の郵便局宛に送れば税金なしで届けることが出来ますと申し出てくれた。
早速、今年3月、日本の郵便局から加藤神父の友人の郵便局というところに一番安い船便で発送した。
船便だから時間がかかりますよという郵便局の助言もあったが、
ここへ送るのは大丈夫との確信を持ち、絵本37冊を発送。それから4か月後の7月、加藤神父から無事到着のメールをいただいた。
これからしばらくはこのルートを使わせていただくことにする。
<個人の申し出で手持ちで運ぶ>
先月8月、本紙に「リマ日記」を連載中の山田恵美さんが一時帰国からペルーに戻られる際に、41冊(13.4kg)を手荷物で運んでくださった。
届いた絵本はジャネットの家にしばらく保管。これらを次に会員がペルーに行った時に届けるか、ジャネットが届けるか未定ですが、
近々、学校の子どもたちに手渡せると思います。
「翻訳絵本」作成作業 の流れ
1ケ月に2回、CALOの例会を行っています。その際の主な作業は翻訳絵本の作成です。
新しい会員や、会費で援助してくださっている会員の皆様にこの作業をお伝えしようと、
以下のようなものを作ってみました。
効率よく進めるために、下記のようなシステムができています。
実際の作業はおしゃべりしながら和気あいあいと進められています。いつでもお気軽にお立ち寄りください。
1:絵本を決める(ど
んな本をペルーの子どもたちに贈るか。スペイン語に翻訳できるか。)
2:翻訳@−下訳
3:翻訳A−完成
4:翻訳B−チェック
5:成型
6:訳文をA4にプリントアウトし、それを「原紙」として保存
7:原紙をもとにシール用紙にコピーする
8:そのシール用紙を切って絵本に貼っていく
9:裏表紙にCALOのシールを貼る
10:表紙にカバーフィルムを貼る
*絵本を集める
*絵本のリスト
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