Amigos No.125-3
2020年5月




懐かしい千里高校で「出前授業」

松本 テレサ(CALO会員・元府立千里高校講師)松本テレサ

 2年前に母国ペルーに帰国するためにそれまで勤めていた大阪府立千里高校を辞めました。 千里高校には15年間、スペイン語を選択した生徒たちにスペイン語を教えていました。
 毎年、学校では「異文化体験授業」というのがあります。今回、日本に帰ってきましたら、 また「外国人として日本での体験を話してください」とお声がかかりました。
12月11日(水)、千里高校へ行きました。授業には2年生28人が参加してくれました。
 そこで、それぞれの国の生活習慣の違いについて話し、日本社会での体験と毎日の生活を送るうえで、 わたしたちマイノリティとしての外国人はどんなことに困っているのかなどを話しました。
 パワーポイントを使って、ペルーの写真、街の風景や珍しい果物、食物などを紹介、説明しました。
 千里高校の生徒の皆さんはとても礼儀正しく静かにやパワーポイントを不思議そうに見入り、 わたしの話を熱心に聞いてくれました。
 質問はあまりなく、これも日本の学校では普通のことです。
 また、わたしが関わっているNGO大阪ラテンアメリカの会(CALO)についても話しました。 そして、そこでの「翻訳絵本をペルーの子どもたちに贈る」活動についても話し、 実際に中古絵本にスペイン語の翻訳シールを貼る作業をやってもらいました。そして、7冊の翻訳絵本が出来上がりました。
 2年ぶりに行った千里高校は懐かしく、嬉しく思いました。
 また仕事をしていた頃の何人かの先生にお会いしてタイムスリップしたような感じがしました。





CALO例会のスケジュール


(5月16日(土)午後2時〜)
6月20日(土)午後2時〜

7月18日(土)午後2時〜
8月29日(土)午後2時〜

   いずれも みのお市民活動センターで行います。
センター閉鎖中で5月の例会はできません。6月以降はHPでお確かめください。

*ペルーの子どもたちに贈る翻訳絵本作りをしています。
どなたにでもできる簡単な作業です。一度のぞいてみてください。。





あとがき:

☆想像もしなかったことが起こっています。
☆当たり前のように過ごしていた日々が当たり前ではなくなった今、
  これからの社会生活をどのように迎えるのか毎日考えさせられます。
☆このコロナ禍は瞬時に世界を覆い、CALOが支援しているペルーも同じです。
☆活動の形も考えなくてはならないでしょう。
☆ご意見お聞かせください。



(M)          


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