Amigos No.122-1
2019年3月




キャンペーンへのご協力を受けて、今年度の算数ドリル活動 GO!

 12月発行のCALO会報「Amigos NO.121」での寄付のお願いキャンペーンに多くの方々がご協力くださり、誠にありがとうございました。 多くの方々からの温かいご寄付をいただきました。お一人お一人のことを思いながらありがたくいただきました。 経費節約のためお礼状は省かせていただきました。この紙上でお礼申し上げます。
 また、算数ドリルの出版社「文溪堂」様からも毎年のように支援金をいただいています。 この支援金も大きな力となって活動が成り立っています。感謝しております。
さて、去る2月26日、銀行からペルーのリマにある出版社「ビブロス」に$8500を送金しました。算数ドリル3000冊分です。 そして、現地スタッフとして動いてくれているジャネットさんに交通費その他活動費として年間$750を支払います。 ジャネットさんは一年間を通してドリル配布の小学校への視察や、絵本の配布をしてくれています。 時には友人や知人に協力を頼んでいることもあります。出版社との交渉も頼んでいます。 こうして今年度も3000冊の算数ドリルが子どもたちの手に渡ります。
配布日程の連絡が来ました。次の通りです。
3月19日(火):インデペンデンシア校とコマス校へ、
3月21日(木):マンチャイ校とリマック校へ
ドリル配布の様子の報告は次号に掲載させていただきます。


40冊目の絵本の翻訳

  翻訳絵本作り 奮闘

だいくとおにろく 「だいくとおにろく」です!
CALOでは中古絵本にスペイン語訳を貼り付けて、ペルーの子どもたちに贈るという活動を長く続けています。
今までに翻訳が完成している絵本は39冊です。今年初めて取り組むのは、子どもたちに人気があるという民話「だいくとおにろく」です。
まず、民話独特の言葉遣いを、スペイン語に翻訳しやすくするために、現代語、ふだん使っているような言葉に置き換えて、 翻訳にうつります。今回は、 自分の子どもたちにこの本を訳しながらスペイン語で読み聞かせをしているというカルロスさんが引き受けてくださいました。 出来上がったらみんなで読んでみるのが楽しみです。



日本語も見えるように
翻訳シールの作り直し
左の絵本の上、下を見比べてください。翻訳絵本を作り始めたころは、上のやり方で作っていました。 日本語の「うらしまたろう」という字を 「URASHIMA TARO」という翻訳文字で覆っていました。しかし、絵本を受け取るペルーの子どもたちや先生方から、 「日本語の文字も見たい」、「日本語を勉強している人が日本語も読みたいと言っている」というような声が届きました。 それから、文字は少し小さくなりますが、できるだけ日本語も隠さないで貼れるように、 翻訳シールを作り直すという作業をしています。もう8割がたの翻訳シールを作り直すことができています。 わたしたちが当初予想した「子どもたちが読めるように」というだけでなく、 これらの翻訳絵本は日本語に興味を持つ人たちにも役立っているのだなあと、 第二の人生を歩きだした中古絵本たちの働きに思いを馳せています。

ペルーに絵本の小包発送
     3月14日、出来上がった翻訳絵本をペルーに発送しました。ひとつには21冊。これは今まで通りの住所に。 もう一つはテストケースとして6冊だけを入れた小さな小包です。はじめての住所に送るので、 もし、途中でなくなり届かなかったら残念なので。これが届けば次からは安心して送れます。




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