Amigos No.114-1
2016年6月
算数ドリル活動継続のために
− 第23回大阪ラテンアメリカの会総会 −
「第23回大阪ラテンアメリカの会総会」が、4月16日
2時30分より、みのお市民活動センターにて開催されました。当日の出席9名、ハガキによる議決議長一任15名、
口頭での委任2名の合計26名と、総会成立に必要な過半数16名(正会員30名)を満たして総会が成立しました。
開会に先立ち、梶田代表とロサ副代表から挨拶と経過報告がありました。
「CALOの活動の中の出前授業は人手不足でできないので活動からはずした。3月に配布したAmigos
NO.113にペルーの子どもたちからの手紙や作品を翻訳して同封したが、良い反響をいただいた。
‘うれしかった,よかった’など喜びの電話やはがきの返信がありました。」
また、ロサ副代表からは、「算数ドリルを使った卒業生に連絡をとり、協力依頼の活動を少し進めた。その中で2人の卒業生と出会い、
喜んで協力したいという話になった。
算数ドリルを使って卒業した彼らが今どうしているかという記事がシリーズになったらいいと思う。
また、ドリル配布活動を継続するために、チャリティコンサートなどできないか考えたい。
現在4校に配布しているが、評判がよく不足気味である。
その学校そのものの評判がよく、生徒数も増えたということもあります。」
(1)2015年度の活動総括
- 算数ドリルの配布は、現地スタッフのジャネットさんとゴンサロさんが、2016年3月16,17日、
4校の小学校に3000冊強を届けました。またこのプロジェクトに、文渓堂様より30万円の支援金をいただきました。
- 翻訳絵本の配布は、3回に分けて合計99冊を、ドリルを配布している学校の子どもたちに届けることができました。
現地の加藤神父様には、大変お世話になり感謝しております。
そしてこの15年間に1342冊の翻訳絵本がCALOの手を通してペルーの子供たちに届けられました。
- スペイン語教室は、例会に先立ち、希望者がロサさんに依頼して、フリートーキングを楽しむ会を継続しました。
- 会報Amigos/ホームページ
- 会報Amigosは3回発行しました。Amigos12月号で “算数ドリルを贈る協賛キャンペーン” を、昨年に引き続き行い、
予想以上の多くの方々から支援金をいただきました。
- ホームページも都度更新を行いました。
- その他
- カトリック箕面教会バザーに参加(2015/10/4)しました。 今回はロサさんに、ペルー現地で小物を仕入れていただき、
2万5千円近くの売り上げができました。
- 月に1回の例会を継続し、翻訳絵本作り、活動についての打ち合わせ・決議、会報発送作業、
会員相互コミュニケーションづくりなどを行いました。
- ペルーの子どもたちからの手紙とその翻訳文を添付して3月のAmigosに同封して発送しました。
また、CALOの算数ドリルを使った卒業生とのコンタクトの試みをスタートしました。
(2)2015年度の会計報告と2016年度予算報告・監査報告
- 2015年
度値決算の結果、2016年度への繰り越しは、
予算122,660円に対して545,453円
の繰り越し
(+422,793円)ができました。 この差異は、支援金・寄付金の増加につきます。12月
の“算数ドリルを贈る協賛キャンペーン”以降で、508,000円、
その他の寄付金で170,892円、
合計678,892円となりました。 今回も、古くからの会員様から大口の寄付をいただいたことを、報告いたします。
- 文渓堂様より、
この度も30万円の支援金をいただきました。
この結果、算数ドリルの配布については、通常通り3000冊を行うことができました。
文渓堂様、有難うございました。
- 2016年度予算については、
予算的には実施せずに全て繰越して2017年度で実施する計画にしております。
(繰越金学は650,253円)。しかし12月
に行う
“算数ドリルを贈る協賛キャンペーン”の結果等を踏まえて、実施可否の判断を行います。
- 監査については、通帳残高、領収書、
入出金の明細書を精査したうえで問題なしとされました。
(3)2016年度の主な活動予定
- 「ペルーの子どもたちに算数ドリル贈る」事業
- 2016年度については、予算上では実施しない計画にしているが(2017年度へ繰越して実施)、
12月末時点での寄付・支援金の状況に応じて、可能性がある場合は実施したいと考えます。
(最終の配布冊数・学校数などについては2017年1月に決めます。)いずれにせよ、
なんとか実施するという強い気持ちで進める。
- 「ペルーの子どもたちに翻訳絵本を贈る」事業
- 中古絵本は現時点では在庫がありますが、引き続き皆様の寄贈に期待しています。翻訳本リストをご参照ください。
- 翻訳絵本リストの数を増やしていきたい。
- 運営資金
- 12月Amigos発行時に、“算数ドリルを贈る協賛キャンペーン”で支援協力をお願いします。
- その結果によって、文渓堂様に、ご協力を依頼させていただきます。
- その他
- 例会は、1ヶ月1回を継続します。
- 会報(Amigos)の発行は、年3回(6月、12月、3月)とします。
- ホームページは協力者への報告のため充実していきます。
- イベントは、ペルーの小物がある限り、できるだけ参加して活動資金にしたい。
(4)役員の承認
=2016年度役員は下記のとおり承認されました。=
代表:
梶田雅子 副代表:オチャンテ・ロサ 事務一般・会計: 斉藤博行
ペルー事業関連:梶田雅子、オチャンテ・ロサ、友延秀雄
絵本作業、管理:林伊津子、安井義博、吉富允子 会計監査:風間武喜
広報(Amigos、ホームページ):梶田雅子、斉藤博行、安井義博
絵本翻訳・通訳:松本テレサ、森本悠子、オチャンテ・ロサ、
ペルー現地スタッフ:ジャネット・サンペ、ゴンサロ・パハロス
(5)その他
「今年度の算数ドリルを贈る事業が資金の関係で、危うくなっていますが、今年も是非ともやるという意思で進めたい」
という意見が多くありました。 チャリティコンサートなどできないか、という意見もロサさんからありました。
ペルー現地には、資金の面で、いつかはプロジェクトが継続できなくなることは、
従来から連絡しているので、それ自体に問題ありません。
しかしペルーの先生方はドリルを有効に使用しており、CALOには期待の大きさを感じます。
2017年はCALOの方向性を決める年になりそうに思われます。
(記:斉藤 博行)
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