Amigos No.111-2
2015年9月
中米・コスタリカからの便り
CALOのHPは日本だけではなく、外国でも見ていただいています。内容はほぼ日本語なので、残念ながら日本人だけが対象です。
今回ご紹介するのは、コスタリカで子育て中の女性です。
はじめまして。
ウエッブサイトで、大阪ラテンアメリカの会の素晴らしい活動を見させていただきました。
私は大阪の茨木市出身で、現在は中米のコスタリカで暮らしております。2歳と5歳の子の子育て中です。子どもに日本語の本を読み聞かせようと、
日本に帰るたびに絵本を買い漁って、コスタリカに持ち帰っております。
コスタリカの子供たちは、絵本を読むという習慣があまりなく、公立の図書館もポツリポツリあるにはあるのですが、
そこに置かれている子供向けの本というのは、使用済みの教科書を寄付したものだったり、
誰も手に取らないようなボロボロの状態だったりです。
長男は公立の幼稚園に通わせておりますが、図書室も学級文庫もありません。
いずれ、子育てが終わりましたら、手持ちの絵本(現在300冊ほどあります。)は、コスタリカの公立の学校か図書館に寄付したいと思っております。
しかし、まだ子育ての真っ最中ですので、私に何かできることはないかと、人生模索中です。
そこで、絵本の読み聞かせをするボランティアを個人で始めようかと思っております。
まずは、長男の通う幼稚園で。そこからご縁が繋がれば、よその幼稚園でもと考えております。
残念ながら、私のスペイン語力は、絵本を楽しく読めるレベルに翻訳するには至りません。そこで、ご相談なのですが、
大阪ラテンアメリカの会で絵本の翻訳したものをPDFでシェアしていただくことは出来ないでしょうか?
もし、ウエッブサイトから、絵本のPDFファイルを販売されたら、会の収入にも繋がりますし、
私のようなスペイン語圏から日本の絵本を読み聞かせてやりたいと思う日本人たちにも喜ばれるサービスだと思うのですが。
私も、絵本が大好きです。日本の絵本は、内容や挿絵の美しさは勿論のこと、製本もしっかりしていて、日本人として大変誇りに思います。
大阪ラテンアメリカの会の活動は、本当に素晴らしいと思います。
ペルーで日本の絵本を読む機会を与えられた子供たちは本当に幸せですね
これからも、遠くコスタリカで応援させていただきます。
(N.M)
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N.Mさまからのメールを読み、PDFファイルの販売というアイデアもいただきましたが、著作権に触れることで、
すぐには実現できません。しかし、同じラテンアメリカの国、コスタリカの子どもたちにCALOの翻訳絵本が役に立つのなら、使ってほしいと思いました。
そしてご希望にこたえ、翻訳文のファイルを添付書類で送りました。 彼女はさっそく公立の幼稚園で読み聞かせを行ってくれました。
そして、その報告が写真と共に送られてきました。
梶田さま、
先日、息子の通う公立の幼稚園で絵本を読む機会を貰いました。
私が日本語で読み、担任の先生がCALOのスペイン語訳を読み上げました。
私の記念すべき読み聞かせ第一号は、『ぐりとぐらのえんそく』でした。
この絵本は私の幼稚園時代に配本で受け取った本です。
子供たちは日本語の部分でも、意外と真剣に耳を傾けてくれ、スペイン語の部分では本当に楽しんでくれました。
最後の、お弁当の絵が特に気に入ったようです。
現在、『ぐりとぐらのおおそうじ』をスペイン語に訳しています。
ダンナには訂正をしてもらったのですが、他の人にも読んで貰ってちゃんと仕上げたいと思います。
出来上がったら、梶田さまにも是非目を通していただけたら・・・と思っております。
先日、わずかばかりですがCALOの口座に入金させていただきました。
梶田さまのお陰で、コスタリカ生活の楽しみが増えました。ありがとうございます。
(N.M)
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