Amigos No.103-3
2013年6月



サプライズ! コマスで出会った                

  わたしのワンピース

 3月21日(木)、ペルーに到着して1週間くらいたったこの日、すでにほかの4校への訪問はすんでいた。 最後に残ったコマスの小学校へ。8時45分出発。
 車に算数ドリル、絵本、ボール、ボールペンなどいろいろ積み込んで出発。9時20分学校着。
 校長室でアリサガ校長先生に挨拶して、男性教諭クリスチャン先生の6年生の算数授業を見たあと、 校長先生が「4年生のクラスでびっくりさせることがあります」と言って案内された。 教室に入ると人形劇のような手づくりの立派な舞台が出来ている。「日本的」な音楽が流れている???  これはテレサテンの「川の流れに・・・」という歌。 わたしたちが入って来るのを待っていた子どもたちが一斉にこちらの顔をうかがっている。 この舞台をみてどんなに驚くかを期待している目で。舞台の上の両側にはなぜか赤ちょうちんの絵が。 これがここの人たちにとっての「日本的」なものなのだろうと思う。 そして「わたしのワンピース」にしまき かよこ と中央にスペイン語で書いてある。彼らの期待通りわたしたちは大いに驚いた。 何が始まるの? 後ろに用意された椅子に座る。
 ペープサートが始まった。つぎつぎと景色やお天気によってワンピースの柄が変わっていくというたのしいお話。 ナレーションを担当している男児に合わせて、見ている子どもたちも声をそろえる。どんどんワンピースの柄が変っていく。 そのたびに子どもたちは振り返ってわたしたちの驚く顔を確かめている。たのしい劇だった。 この絵本はひとりのCALO会員が旅行で一緒になった絵本作家、にしまきかよこさんに絵本の活動を話すと、 自分の絵本も翻訳して持って行ってあげて下さいと許可をくださったもの。
 そして、2009年に翻訳を完了してペルーの子どもたちに手渡したものだった。
 指導されたエリザベス先生は「創造的なすてきな先生です」と校長先生は自慢げに彼女を紹介された。 しっかりした先生で、この劇を作った苦労話をしてくださった。
 坪内さんの要望で、紙を配り、感想文と絵を描いて貰う。毎日の練習が大変だったようだ。ありがとう、みんな!

※ペープサート:紙人形劇のこと。 人物の絵などを描いた紙に棒をつけたものを動かして演じる。ペープサートは和製英語で、英語ではペーパーシアター

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サプライズ!! あめのみずたまもようになりました。




ペルーで報じられたCALOの活動

APJ雑誌 KAIKAN


 日本ペルー協会が出している「KAIKAN」という雑誌の4月号に見開きで出ました。 この写真は、コマスの小学校を訪問した時記者オスカル氏が同行し取材してくれたものです。 見出しには「日本のNGOがペルーの子どもたちの教育の改善のために貢献している」とあり、 CALOの出来たころから長年「サンタクロースのように」算数ドリルと言うプレゼントをもってきてくれている。 と紹介されています。


ペルー新報という日刊紙に掲載されました。見出しは「19年間CALOはペルーの小学校を日本式の算数で援助している」そして、 「根気のよい代表は今年も3300冊のドリルと翻訳した絵本70冊をもってきた」と。


ペルー新報







ウァラスの小学校にも算数ドリルを!

現地スタッフジャネットから事前に相談を受けていました。 配布して残ったドリル(今回は約80冊)を南部のアンデスにある ウァラスのラパヤン村にあげてもいいかと。
有効に使ってほしいと了承していましたら、右の写真とメールがきました。代表者のティモテオ氏が喜んで受け取ったとのこと。


ウァラスにて




CALO例会のスケジュール


7月20日(土)
8月17日(土)
9月28日(土)


   今年度から例会は月一となりました。いずれも2時半からです。
場所は今までと同じみのお市民活動センターです。





あとがき:

*総会報告が沢山のページをとりました。
*ペルーの訪問記をもっと載せたかったのですが、次回(9月)に。
*連載中の「こちらスクレでーす」もお休みさせてもらいます。
*次号をお楽しみに。

(M)          


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