〜日本の算数ドリルをスペイン語に翻訳し
ペルーの子ども達に贈ります〜
CALOが発足した1994年当時、南米ペルーでは教科書が有料で、貧しい地域の子どもたちのほとんどは教科書を持っていませんでした。 そんな子どもたちの様子をペルーの留学生から聞いたのがきっかけで、私たちは日本の算数ドリルをスペイン語に翻訳するボランティアを始めました。版権を獲得した後、ペルーで印刷製本し、ペルー各地の貧しい地域の小学校に無償配布しています。これまで、合計48,000人の児童に届けることができました。
ドリル1冊のコストは300円。子供たちはそれで1年間、楽しく算数の勉強をすることができます。また、 それは多くの児童にとって、初めての「自分の本」です。
〜南米ペルーの子ども達に翻訳絵本を贈ります〜
算数ドリルプロジェクトのボランティアを通して、私たちは南米ペルーの貧しい地域の学校の子どもたちに接してきました。「教科書も十分でない」教育環境にあってCALOの算数ドリルはとても歓迎されています。しかし、「心の栄養」とも言われる子供用の本、絵本などはほとんどの子どもたちは持っていません。学校に図書室があっても書架の本は乏しいものでした。本を贈りたいといつも考えていました。 そこで思いついたボランティアは、日本の子どもたちがもういらなくなった絵本をあつめて、それをスペイン語に翻訳して、翻訳文をほんの上に貼り付けて贈ろうというプロジェクトです。出来上がった本は、ドリル配布のためにペルーにボランティアや支援活動に行く会員が手荷物として運ぶことになっています。
現在CALOでは、古絵本絵本リストへ)を集めています。1冊でも結構です。ご協力いただける方はご連絡ください。
〜算数ドリルを日本の小中学校でも活用〜
CALOの算数ドリルは日本国内でも活用されています。スペイン語を母語とする子供たちが学ぶ日本の小中学校の先生方からの御依頼に応え、1998年7月には600冊がボランティアで印刷/配布されました。 それらの学校からは、「CALOの算数ドリルは、子供たちが言葉の壁による算数の遅れをとりもどすため、そして母語の保持のために非常に有益である」との感謝の言葉が寄せられています。
スペイン語版算数ドリルの詳細とお申し込みについてはこちら
〜箕面市の小中学校に「出前セミナー」〜
CALOは、箕面市において1998年11月から4ヶ月間実施されたNGO支援キャンペーン「いっしょに歩こう!地球の子どもたち」に参加しました。キャンペーンにおけるCALOの役割は、様々な機会に地域の学校にでかけ、この地球のどこかで、子どもたちがいろんな理由で困難な状況を余儀なくされている現状を子どもたちに伝えることでした。また、そんな子どもたちと係わり、一緒に問題を考えていこうとするNGOがあること、また遠く日本に住む小学生でもそんなNGOを支援することができるのだということを、CALOの活動の様子を交えて話してきました。 ここ数年の国際理解教育の重要性への認識の高まりを背景に、CALOの「出前セミナー」は、子どもたちはもとより先生方にも好評です。
CALOの出前講座プログラム
地方自治体・ボランティア団体が主催するイベントへ参加し、地域交流や国際交流などのボランティアを行っています。CALOの活動紹介や参加された子どもたちに翻訳絵本作りをやってもらっています。また南米ペルーの小物の販売も行っております。
たとえば・・・萱野広場で催された、“みのおフェスタ いきいき祭り”に参加
スペイン語講座で一緒に学んでみませんか。「初級クラス」と「中級クラス」に分けていますのでどのレベルの人でもスムーズに学べます。詳細ページへ
土曜例会では、翻訳絵本づくり、各種イベントや総合的な学習に対する検討会や反省会、会員相互のコミュニケーションなどを実施しております。詳細ページへ
2003年11月にはフローレス・デュオによるフォルクローレ・コンサートを実施しました。こういったラテンアメリカに関する紹介や、交流も機会に応じて企画していきます。
CALO会員(年会員、賛助会員)のみなさまには、2ヶ月に1度、会報誌”Amigos" を無料でお届けします。これを見ればCALOの活動やイベント情報など一目瞭然です。詳細ページへ
南米ラテンアメリカでハリケーンや地震などの自然災害が起ったときには、義援金を募って現地に届けています。 1998年10月にはハリケーンで大規模な被害を被ったホンジュラスに、みなさまから寄せられた浄財、合計262,010円を送りました。 CALOのラテンアメリカとの強いネットワークが、混乱時にあっても速やかに、しかも確実に義援金を届けることを可能にしています。
〜プエブロホーベンの小学校に4教室を建設〜
(1) このプロジェクトの対象小学校は、南米ペルーの首都リマから車で40分ほど走ったマンチャイというプエブロホーベンにあるロサリオ小学校です。この小学校はペルーで活動を続ける山本神父により創立され、文部省の許可を受けて、増えつづける子どもたちへの教育が行われています。
CALOは1999年10月にこの小学校を訪れ、算数ドリルを手渡すと共に、学校の様子を視察しました。その時、山本神父より「ロサリオ小学校にはまだ高学年用の教室がないため、今年どうしても4教室を建設しなければ子ども達が勉強を続けることができない」という話を聞き、厳しい現状に胸を打たれました。
帰国後、「日本にいるわたしたちに何かできることはないか?」との思いでボランティア・プロジェクトをたちあげました。
そして、多くの方々からの寄付を頂き完成にこぎつけました。もちろん教室の建設にあたっては、住民らも強い意欲を示しており、土地や労働力を提供するなどできることは全て協力して行われました。教室にはCALOがこの教室を贈ってくれたという金色の立派な額が飾られており、その後、完成したCALOの教室の隣に新しい教室が完成しました。通学路も父母の協力で出来上がっております。落成式と記念の植樹が行なわれ、CALOへの感謝が述べられました。 現在このプロジェクトは終了しております。
(2) 2007年11月 コマス小学校教室建設支援が皆様のご支援で完成しました。
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