Amigos No.110-1
2015年6月
多
くの善意に支えられて
=
第22回大阪ラテンアメリカの会総会=
「第22回大阪ラテンアメリカの会総会」が、4月25日
2時30分より、みのお市民活動センターにて開催されました。 当日の出席10名、ハガキによる議決議長一任17名、メールでの委任1名の合計28名と、
総会成立に必要な過半数17名(正会員33名)をクリアして総会が成立しました。
梶田代表より「12月のキャンペーンは今回で、2回目となったが、予想以上の多くの支援金が集まり、
おかげで、ペルーの子どもたちに3000冊の算数ドリルを届けることができ、多くのペルーの子どもたちに大いに喜んでいただきました。
このキャンペーンで眠っている善意が掘り起こされました。若い力も少しはあり、可能性も探れます。
大きなことはできないが、続けていれば、飛び込んで来てくれる人もいると思う。今後ともに頑張っていきたい。」
また、副代表のロサさんから「3年前から算数ドリルの印刷はできないと言いながらも継続しています。
また、現地でドリルを使った卒業生にも会い、役に立っていると感じました。日本のことを好きになり、身近に感じていると思います。
微力だが頑張っていきたい。」との趣旨の挨拶があり、続いて2014年度の活動報告、
2014年度の決算・会計監査報告、2015年度の予算・活動内容・役員承認、意見交換などが行われました。
(1)
2014年度の活動総括括
- 算数ドリルの配布活動は、現地スタッフのジャネットさんとゴンサロさんが、例年通り3月末日、
5校の小学校に3000冊強を届けました。
またこのプロジェクトに、文渓堂様より30万円の支援金をいただきました。
- 翻訳絵本の配布は、3回に分けて合計89冊を、ドリルを配布している学校の子供たちに届けることができました。
現地の加藤神父様には、大変お世話になり感謝しております。
- スペイン語教室は、例会に先立ち、希望者がロサさんに依頼して、フリートーキングを楽しむ会を継続しました。
- 出前授業につては、各種事情により活動しませんでした。
- 会報Amigos/ホームページ
- 会報Amigosは3回発行しました。Amigos12月号で“算数ドリルを贈る協賛キャンペーン”を、
昨年に引き続き行い、予想以上の多くの方々から支援金をいただきました。
- ホームページも都度更新を行いました。
- その他
- カトリック箕面教会バザーに参加(2014/11/02)しました。
- 月に1回の例会を継続し、翻訳絵本作り、活動についての打ち合わせ・決議、会報発送作業、
会員相互コミュニケーションづくりなどを行いました。
- 「算数ドリル」の出版社文溪堂様より支援金をいただきました。ここであらためてお礼申し上げます。
(2)
2014年度の会計報告と2015年度予算報告・監査報告告
- 2014年度値決算の結果、2015年度への繰り越しは、予算98,476円に対して807,960円の繰り越し
(+709,484円)ができました。この大幅な相違点は、支援金・寄付金の増加につきます。 12月の “算数ドリルを贈る協賛キャンペーン” 以降で、
443,000円、その他の寄付金で706,300円、合計1,149,300円となり、大幅増になりました。
今回は特に、古くからの会員様から大口の寄付をいただいたことを、報告いたします。
また算数ドリルの印刷代が、為替の関係(円安)で大きく増えました。
- 文渓堂様より、当初予算どおりの30万円の支援金をいただきました。この結果、算数ドリルの配布については、
通常通り3000冊を行うことができました。文渓堂様、有難うございました。
- 2015年度予算については、12月に行う“算数ドリルを贈る協賛キャンペーン” の結果を踏まえて、
ペルーへの算数ドリルを贈る内容について最終決定を行います。(配布部数・配布学校数など)。
予算としては、2000〜2500冊程度の配布を考えた金額を計上しています。
- 監査については、通帳残高、領収書、入出金の明細書を精査したうえで問題なしとされました。
(3)
2015年度の主な活動予定動
- 「ペルーの子どもたちに算数ドリル贈る」事業
2015年度は実施しますが、最終の配布冊数・学校数などについては資金と現地の状況を考えて12月に決めます。2016年度以降は、
このプロジェクトは一時停止となる可能性もあります。
- 「ペルーの子ども達に翻訳絵本を贈る」事業
中古絵本は各人の寄贈に期待します。翻訳のリストを増やしていきます。
- 「出前授業」について : 休止しています。
- 運営資金
今期も文渓堂様に、支援金の依頼をさせていただきます。
12月Amigos発行時に、“算数ドリルを贈る協賛キャンペーン”で支援を呼び掛けます。
- その他
- 例会は、1ヶ月1回を継続します(原則、第3土曜日)。HPやAmigosをご参照ください。
- 会報(Amigos)の発行は、年3回(6月、12月、3月)とします。
- ホームページは協力者への報告のため充実していきます。
- イベントは、ペルーの小物が少なく、新しいものもないので、参加できるか不明です。
(4)
役員について
2015年度役員は下記のとおり承認されました。
代表
|
梶田雅子
|
ペルー事業関連
|
梶田雅子、オチャンテ・ロサ
友延秀雄
|
副代表
|
オチャンテ・ロサ
|
絵本作業、管理
|
林伊津子、安井義博、吉富允子
|
事務一般
|
斉藤博行
|
出前授業
(国際理解教
育)
|
梶田雅子、吉冨允子、松本テレサ
|
会計
|
斉藤博行
|
渉外
|
安井義博
|
会計監査
|
風間武喜
|
絵本翻訳・通訳
|
松本テレサ、森本悠子、
オチャンテ・ロサ、
|
広報 Amigos
ホームページ
|
梶田雅子、斉藤博行
安井義博
|
ペルー現地
スタッフ
|
ジャネット・サンペ、
ゴンサロ・パハロス
|
(5)算数ドリル配布の今後についての意見交換
数年前から算数ドリルの印刷はできないと言いながらも会員の絶大なるご支援により継続しています。会員以外から、
日本での支援金を公式に得ることが難しくなった今、2016年度配布は困難になり、何か良い考えがないか意見交換を行いました。
結論は出ませんでしたが下記のような意見がありましたので報告いたします。
- 22年続けているが、いろいろな意味でパワーもなくなってきている。 発想を変えられないか
- ドリル印刷の費用を、日本側だけで調達するだけでなく、今まで恩恵を受けた人にも協力してもらえないか?
つまり、算数ドリルを使ったペルー人で支援をしてもらえる人はいないかなど。
そういう人を追跡調査して探して、支援を訴えられないか、軸足を少し変更することも必要ではないか。たとえば校長から紹介してもらうとか。
- 少しずつでよい、分担を日本90%/ペルー10%など考えられないか。たとえば、
現在配布している学校側にも一部負担してもらうなど。要請したらどうか。
- ペルーの人は、生活も苦しく、関心もないし、参加してくれる人もいない。
現時点でジャネットさん以外、誰が関心を持ってもらえるのか?
- 日系のコミュニティ紙での活動の呼びかけはできないか。
- 実際に配布して、子供たちも喜んでいるが、現実に配布を中止した時の影響はどうなのか、聞き取り調査も必要ではないか。
- それぞれ意見としては良いが、実現はすぐには難しい。最初は配布を手伝ってもらうことからスタートして、
少しずつ関心を持ってもらうことが必要である。 そうして少しずつそういう人を増やすことが大切。
ジャネットさんに相談して方法を模索する。
活動を継続していくためにも、日常活動の情報発信やコミュニケーションが大事になります。宜しくご協力お願いいたします。
(斉藤)
次のページへ >
このページのトップに戻る
|
会報誌「Amigos」の目次に戻る
|
「ホーム」に戻る