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2006.09.28
聖母被昇天学院中学2年生に総合学習・国際理解教育の「出前授業」に

 9月28日(木)午後、6時限、7時限の総合学習の「出前授業」にCALOから行ってきました。中学2年生については、昨年に引き続き同じ2年生をたのまれました。昨年はディスネル、梶田が行きましたが、今年は松本テレサも参加し、楽しい時間がすごせました。
 2クラス合同ですが、人数も少なく(2クラスで約50人)女子ばかりということもあり、とてもやりやすい授業でした。

 せっかくペルー人のふたりが参加してくれるのだから、ネイティヴのスペイン語を聞いてほしいと言う考えから、授業の始まりは「日本語がまったく話せない外国の人」を装ったテレサ、ディスネル、ふたりのテンポのいいスペイン語会話から始まりました。
 英語と異なり、まったく耳に異質なことばに生徒たちは目をシロクロ。助けを求めるように私の顔を見ます。「通訳者」を装った私が訳していきます(これも気持ちのいいものでした!)。
 
こうして突然「異文化」に接した生徒たちは何とかそれを理解しようとする気持ちが湧いてくるのが手にとるようにわかりました。本当は日本語を話せるのよと、テレサさんが流暢な日本語で話し出したとき、彼女たちは安堵の歓声をあげました。

 クイズの答え合わせに盛り上がり、カルチャーボックスでは前まで出てきて、道具を手にとって眺めたりして楽しんでいました。CALOの活動ビデオを熱心に見てくれて、自分たちの学校との違いを初めて目にして、「勉強を喜んでいる」ペルーの子どもたちに何かを感じとってくれたようでした。最後にスペイン語の歌「アロス・コン・レッチェ」(ライスプディング)の歌をみんなで歌い、テレサさんの「簡単スペイン語会話」を教えてもらって終了しました。
 
私たちが帰るときまで別れを惜しみ、窓から身を乗り出して「アディオース!」「アディオース!」と手をふってくれました。これは大方、女子校に現れた「青年・ディスネル君」に対したものだったことは疑う余地はなかったのですが・・・。(梶田)

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