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表彰されました
箕面市市制施行50周年記念式典にて


  12月1日(金)、大阪ラテンアメリカの会の活動拠点である大阪府箕面市が市制施行50周年を迎えて、箕面市立市民会館(グリーンホール)にて記念式典が行われました。
 その式典において、当会は他のNGO、タイ支援のカルナーの会、みのおフェアトレードの会、箕面ロータリークラブなど17団体とともに、「人権・国際功労」の部門で表彰状を受けました。推薦してくれた箕面市国際交流協会の話では、長年(CALOは12年になる)活動を続けているということが大きな理由だということでした。
  式典には梶田が代表として表彰状を受け取ってきました。CALOの活動が活動拠点という足もとでも認められてきたのだなあと、12年をふりかえって感慨深いものがありました。ここまでの道のりを多くの人々の力が入れ替わり立ち代りささえて来てくださったことを思い、深い感謝の念をおぼえました。そして、今後も息の長い活動を続けていけるように皆様のご理解、ご協力をお願いしたいと思いました。




ペルー2006活動
   

現地代表ジャネットからの報告

梶田さんとCALOのみなさまへ:
10月19日、早朝から、カルロス、ゴンザロ、ジャネットは日本のCALOから配布を引き受けて、次の5つの学校に配布しました。
・ インデペンデンシア ・エルミターニョ
・ コマス ・サパジャール ・マンチャイ
 残念ながら、今年は私たちの友だち、日本のCALOのメンバーがペルーに来る事ができなかったので、特別なセレモニーはありませんでした。子どもたちは日本の友だちからの挨拶を懐かしく受けていました。しかしながら、これらの算数ドリルを今年も作ることができたことに対して、愛情をもって迎えられた事を感じたことは確かです。
 子どもたちに喜びを届ける事ができたことにCALO会員の皆様に感謝いたします。
 164冊残りました。それをアベリノ・カサーレス校または、私たちが選ぶ他の学校へ配布したいと思います。私の家にある去年の残り40冊もまた、ひとつの学校あるいはよい図書館に贈る予定です。
 まもなく、今年の活動の写真や各学校からのドリルの受取証、体験談などを贈ります。
 もう一度、皆様に感謝をお伝えください。 
          ジャネット、ゴンザロ、カルロス



感謝と歓迎をうけて・・・            配布に協力してくれたカルロスからのメール

(カルロスは今年で3回目の協力です。リマで大学生活を送り、去年から病気療養をして現在もなお治療中ですが、少し元気になり協力してくれました。こういう協力者があってこそCALOの活動が支えられているのだなあと感謝しています。梶田)

 ご存知のとおり、今年の活動はとてもスピーディでした。でも、あなたやCALOの皆さんがいつももたらしてくれる「うれしさ」はなかったのでした。各学校の先生方や子どもたちも同じ事を感じていました。なぜなら、みんなは絵本の読み聞かせや人形劇や、おりがみなどを、いつものように期待していたからです。そして私たち(ジャネット、ゴンザロと私)は先生に教室に入ってくれるように頼まれました。
 子どもたちの感動はすごくて、みんな一人ひとりそれを楽しくてうれしい思い出としておぼえているのです。彼らは毎年のように遊びやサプライズを見たいし、あなたの声も聞きたがっていました・・・
 ご存知のように経済的に困難な子どもにとってペルーでの教育は難しいのです。しかし、私たちがドリルを配っている学校では、先生方は一生懸命に子どもたちの教育をしています。
 今年はジャネットといっしょに行ったサパジャールはいい風に変わっていました。行く度にそうなのですがきっちり整頓されていて農園などもがんばって続けられていました。
 コマスの学校は非常に活気がありました。教室建設について話しました。この学校もよくなってきていますが、まだまだやることがたくさんあります。
 エルミターニョの学校は前よりきっちり秩序が保たれています。校長先生が子どもたちの躾をより重視し、生徒たちの教育を心にかけています。
 キーホルダーなどのプレゼントでやさしく出迎えてくれたインデペンデンシアの学校では、歓迎や感謝の雰囲気が感じられました。子どもたちはみんな可愛かった。
 すべての学校の子どもたち、先生方はあなたやCALOのみなさんがいなくて、寂しそうにしていました。彼らは来年あなたやCALOのみなさんに会えるのを楽しみにしています。彼らは来年勉強できる算数ドリルをもらえてとても喜んでいました。
 では、雅子さん、私はお役に立てられたらなぁって思います。その機会にも感謝しています。
そのうちまたメールなど書きますね。神のご加護を。

                       カルロス・アルベルト
 


アンデスのメルカード 萱野広場に出現!
        ボランティア いきいき祭り に参加


   萱野広場で催された、“みのおフェスタ いきいき祭り”にCALOも参加しました。当日の10月28日(土)は天気も良く、ステージでの華やかなイベントやたくさんの店が出て楽しい催しになりました。CALOでは梶田さんはじめ女性会員の皆さんが、何を出したものか苦慮した様子で、その結果決まったのがチキンのタコス、キヌア注入りクッキー、毛糸の帽子やマフラーや小物類の販売です。

 当日はいきいき祭りの始まる10時前にはもう来場者がちらほらつめかけ始めました。
テレサさん得意のレシピがたっぷり入ったタコスの大鍋に火が入り、オレガノの香りが漂って来ます。キヌアクッキーの袋をバスケットに山盛りにもりつけたり、南米の毛糸の帽子や小物類を並べたりして準備万端整いました。もうここは南米のメルカード(市場)の一画です。“売れるかな〜、”“売れたらいいのに〜”、という心配はすぐに杞憂になりました。

 「美容と健康に南米特産の、ミネラル豊富なキヌア入りクッキーをどうぞー」「おいしいタコスはいかがですかー」と女性軍の元気いっぱいの売り声で、売れ足は順調にのびていきます。CALOのコーナーに足を止めた藤沢市長が梶田さんからスペイン語のレッスンを受けています、「箕面へようこそ、はスペイン語でどう言ったらいいの?」と市長、梶田さんがさっそく「Bienvenidos a Minoo」ですわ、と答えています。やっぱりここはアンデスの麓の小さな村のメルカードになっています。

 缶ビールを片手にタコスを頬張る人、「タコス、おいしかったよー」の一言をわざわざ言いに来てくれた人、クッキーをまとめて10袋も買ってくれた人、お気に入りの毛糸の帽子を買って行く人など、たくさんの人が来てくれました。CALOはラテンアメリカの味と香りと雰囲気を多くの人に感じてもらえたのです。タコスは、はやばやと100食完売!全員でハイタッチを交わし閉店しました。ご来店の皆様、まことに有難うございました。そして、当日出てきていただいた会員の方やファミリーの皆様、お疲れさまでした。(小森)
   注キヌア:インカ時代以前から栽培されていて“穀物の母”と呼ばれるほど栄養価が高いと言われている。
 


こちら、ニカラグアでーす!(No2)       中原里美

    CALOの皆さん、こんにちは。今日は先号のつづき、スーパーの様子と毎日お世話になっているフルーツをご紹介したいと思います。

=なんでも手に入る大手スーパー=
 私達のような外国人が利用するような大手スーパーは2社あり、その支店が首都にいくつかあって、普段はそこで食糧や日用品を購入します。ドルで払える店舗も多いです。生鮮食料品からトイレットペーパーまで扱っており、お惣菜コーナーこそありませんがイートインのスペースがあったりと、日本のスーパーと同じような感じです。野菜に関しては、日本と比べて葉野菜の種類は少ないですが、大根や白菜、お葱など買うことが出来ます。また、個人商店として中華系・韓国系のお店もありそこでお醤油、お味噌、味醂、のりなどを手に入れることが出来ます。
 なので、私の料理する我が家の食卓には、当然ですが日本食もしくは日本食風なものが並ぶのでした。ここではフレッシュフルーツのジュースを毎日作っています。季節に応じて安価で日本では見たことの無いようなフルーツが手に入るので、ジュース作りは私の日課の一つとなっています。

=甘くて安いパイナップル=
 こちらでは、フルーツが美味しくてとても安いです。日本でもおなじみのパイナップル、スペイン語ではピーニャといいます。缶詰ではなく、丸ごと1個ドーンと買います。色々と種類があるようですが、小ぶりで甘さは当たり外れが多く、1個50円くらいでしょうか。こちらは、購入時の鑑定眼が必要なので最近では奮発(?)して高いほうを購入しています。といっても、1個150円くらいです。このピーニャをはじめて食べた日は、缶詰のものを食べたのかと思う程甘く感動しました。ピーニャってシロップ付けにしなくても、自然にすっごく甘いということを知ったのでした。

 さて、ある週末ドライブしていて、道端で大量のピーニャを売っている露天を発見。思わず車を止めて降りてみると、甘―い香りが広がっています。「これは、買いだ!」と感じた私、しかしあせってはいけません。屋台のおばさんと話しながら、物知り顔で物色してみると、全体的に小ぶりで見た目にはまだ青い感じもします。「うーん、どうしよっかなあ」なんて言っていると、「どれもウチで作ってるもので絶対甘い」というのです。よくよく見ますと、後ろには畑っぽいものが広がっています。そして、この山盛りのピーニャたちの横には、ピーニャのジュースが、以前はコーラなどが入っていたと思われるペットボトルに入れられ売られています。売り切れずに熟れすぎてしまったものが形を変えて並べられている、という感じです。あれこれ見ながら1つを手に取り「えー、でもこれまだ見た目には青いけど…」「じゃあ、あんたが今青いって言ったのを切ってあげるから食べてみなさい」と試食をしてみると「甘―い?」。というわけで、3個で約60円お買い上げとなったのでした。

 さて、フルーツ話はまだ続きます。ここからは、日本ではあまり見かけることのないフルーツを紹介したいと思います。

=珍しいフルーツ・パッションフルーツ=
 最初に紹介したいのがパッションフルーツ。日本でパッションフルーツティーを飲んだことがあったのですが、とてもおいしくてそのフルーツがどんなものかとても気になっていたのです。なので、こちらで見つけたときには感動しました。ニカラグアでは、マラクジャ、カララなんて呼ばれています。これは、そのままでは酸っぱすぎて食べられないのでジュースにします。見た目は黄緑色から黄色の楕円形で、切ってみますとまわりは白く中に黒い種とオレンジ色のとろみのある液体が入っています。その液体は種にまとわりついているので中身を丸ごとザルで濾して水で薄め、砂糖を加えてジュースの出来上がりです。きれいなオレンジ色のジュースでとても美味しいです。種も食べることは出来ますが、特に味はなく歯ごたえを楽しむだけなので、パッションフルーツをゼリーなどにして飾り付けに使うとき以外は取り除きます。スーパーで1個10円から20円弱です。

=安い! スターフルーツ=
 続いて、スターフルーツ。これは、さらに安くて1個1円ちょっとくらい。これもそのままでは、すっぱいのでミキサーにかけて砂糖と水を加えジュースにします。青リンゴとキウイを足して2で割ったような味でさわやかでとても美味しいです。

=真紅のフルーツ、ピタヤ=
 最後に紹介したいのが、ピタヤと呼ばれる鮮やかなワインレッドというか真紅のフルーツ。ドラゴンフルーツと呼ぶ国もあるといったら分かっていただけるでしょうか。サボテンから出来る実です。色は、黄色っぽいものなど色々あるようですが、こちらで一般的で良く見かけるのは、鮮やかな深―い赤色のものです。お花は月下美人のように短時間しかその美しい姿を見ることができません。花びらは白で、花糸というか花柱というのか良く分かりませんが花びらの中央の糸状の部分は薄黄色です。これが、真っ赤な実になるのですから不思議です。ジュースにしても美味しいのですが、フルーツサラダのようにしてそのまま食べてもおいしいです。1個60円くらいです。
 もちろん、まだまだフルーツはたくさんあります。こちらは、雨季と乾季に分けられるぐらいで、日本で生まれ育った私には年中同じような気候のように感じるのですが、フルーツは季節によって変化します。それに、色んなところに木があり、実がなっているのを見ることができます。スターフルーツの実がたくさんなっている木を見たのはレストランの中庭でした。友人宅のお庭にはパッションフルーツとピタヤの木がありました。お庭にマンゴーの木、バナナの木、アボカドの木、レモンの木などあるお宅も多いです。このように主婦としての私の視点から、日本では馴染みのない国、ニカラグアについて、これからも紹介させていただき、日本の皆様に親しみを持ってもらえたらと思っています。(つづく)



その他

お知らせ
まるごとくーぽん(無料配布の地域紙)に掲載されました。(リンクをクリックしてください)

★この紙面を読んで、家にあった絵本を寄付してくださったかたもありました。ありがとうございました。

教会バザーに参加 <例会の予定>
1月:6日(土)、20日(土)
2月:3日(土)、17日(土)
3月:3日(土)、17日(土)

 10月29日(日)カトリック箕面教会で催された「ファミリーデー」のバザーに店を出させてもらいました。そして前日“いきいきまつり”で売れ残った(?)クッキーや毛糸製品を売らせてもらいました。ご協力ありがとうございました。


あとがき:

☆気候不順な師走をむかえました。
★ドリル配布が無事終わったペルーから、ネットでの報告はきていますが、受取証や写真など小包の到着が遅れています。
☆悪い風邪が流行っています。気をつけて、よいクリスマスと新年をお迎えください。
★今年の皆様のご協力に感謝し、来年もよろしくお願いいたします。(M)